英語論文を投稿する前にはここをチェックすべし

完成した論文を投稿する段階まで来た際、あとは何をすれば良いのでしょうか。最後まで気を抜かず、完成度の高い論文に仕上げていきたいものですよね。ちょっとしたミスでリジェクトされてしまう事の無いよう、細部までチェックをしてから投稿をするよう心がけましょう。そのためには、何を最後にチェックしたらよいのかという疑問があると思います。こちらでは、完成した論文の最後の最後に何をチェックしたら良いのか、ポイントをまとめましたので、ぜひご参考になさってください。

曖昧な表現はされていないか

著者の主張や研究結果を発表する文書なのですから、内容に矛盾点や曖昧な点があることは好ましくありません。このような文章が多く見受けられると、全体の完成度も低く見えてしまいます。論点を絞り込み、首尾一貫した内容を記述することがとても大切です。研究に使用したものがきちんと研究に沿っていたかというところも含め、記述内容が設定したテーマに合っているか再確認しましょう。序論から結論に至るまで、一貫したテーマに寄り添って記述がなされているかや、研究内容とはあまり関係のない余計な部分まで記述していくということは、全体像がつかみづらくなるので避けたいところです。

また、研究内容に沿って英訳していってるつもりでも、英語が曖昧な文章になってしまっては意味がありません。読み手から見て、ひとつの理解に絞れるような文章を作成する事がポイントとなります。このためには、英単語の意味が適切かどうか、文法の使用方法に誤りがないか、きちんと時制が一致しているかどうかというところも最後までチェックしておきましょう。論文の最初と最後がきちんとつながっていることも大切です。

どのようなきっかけで研究することになったのか、そしてその結論がどうなったのかというところがきちんと繋がっていて、その上で内容が埋め込まれているように記述できていれば、論文全体の骨組み自体は出来上がっていると言えるでしょう。最終的に内容を客観的に読み、このように書けているかしっかり確認をするようにしてみてはいかがでしょうか

投稿規程はきちんと守られているか

大前提として、ジャーナルの投稿規定を順守しているかは絶対条件となります。書いているうちに規定から外れてしまう事の無い様、書き始める前にチェックし構成を決めておくことが重要です。日本語でも英語でも同じですが、ジャーナルの投稿規定というものは、その雑誌によって個々に設定されています。前回はこの規定だったからといって、その規定をそのまま持ち越して作成する事はとても危険です。必ず、出版したい雑誌の規定をしっかりと確認してから執筆にとりかかるようにしましょう。規定は、構成やフォーマットの支持から細部に至るまで細かく指定されています。この規定から外れてしまっては、どんなに内容が良くてもリジェクトされる要因となってしまいます。常にチェックしながら執筆を進めるという事もできますが、これをしていると更に時間がかかってしまいます。

しっかりと規定をチェックしたら、次はそのジャーナルに近い日付で掲載されている論文を参考にしてみるとよいでしょう。細かく設定された規定が、実際にどのように論文に反映されているのかという事は、実物を見た方が早い場合もあります。そもそも、英語で書かれた規定がわかりにくいといった場合や、認識が会っているのか少し不安という方には、それぞれのジャーナルの投稿規定が日本語で説明されているサイトもあったりしますので、参考にするのもよいでしょう。

このように、投稿規定に沿って作成するという事は、論文を書く上での最低限のルールとも言えますので、確実に守れるよう最終チェックを怠らない様最後まで注意しましょう。

全て既存の内容となってしまっていないか

新たに論文を投稿しようとしているのですから、既存の内容ばかりになっていては何の意味もありません。論文に必要なのは新規性があるという事です。自身が研究した結果、新たな発見があったという内容を、既存の内容を踏まえて発表する場ですので、既存の内容ばかり盛り込んでしまっては模倣したと言われかねません。こういった事態を避ける為にも、既に発表されている論文の中に同じような内容が含まれているかどうか、といった部分はかなり細かく確認する必要があります。確認作業を怠ってしまうと、既存の論文を少し変えただけの執筆内容と取れれてしまう可能性もありますし、他の競争相手と比べた際に見劣りしてしまう可能性もあります。こうなるとリジェクトされる比率が高くなりますので気を付けたいところです。データを確実に提示し、新たな発見があるという部分をできるだけ盛り込んでいかなくては、倍率やレベルの高いジャーナルでアクセプトされる事は少なくなってしまいます。研究内容にあった明確なデータを軸にし、差別化を図り、新しい研究だという印象をより強くすることも大切です。

また、投稿されてからも実際に発表されるまでには数か月ほど時間がかかります。書き始めた論文と同じような内容が、途中で掲載されてしまうという事態も想定できるのです。そうなった場合に、全部なかった事にするのではなく、そこから新たな課題を見つけてさらなる研究ができるとよいでしょう。知らんぷりして、他のジャーナルに投稿するという無謀な事は絶対に避けましょう。問題にならなかったとしても、どちらにしろリジェクトされるという結果になるのは目に見えています。このように執筆中にも、既存の内容になってしまう可能性があることも踏まえ、新しく出版された雑誌にも目を通しながら執筆を進める事をおすすめします。

まとめ

出来上がったなら、すぐに投稿作業に進みたい気持ちはよくわかりますが、最後まで抜け目なく、客観的にご自身の論文をチェックし完成度の高い英語論文を作成できるように最後のチェックをしたいものです。せっかく沢山の時間を費やしたのですから、最後まで気を抜かず。少しでもアクセプトされる可能性を高められる様、小さなミスをも見つける気持ちでチェックできるよう気を抜かず完成させていきましょう。

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