間違えやすい英文を知っておこう

公開日:2018.06.26
最終更新日:2023.09.06

国際的な繋がりが増えてきた日本でも、まだまだ英語に自信がない人も少なくありません。
日本語と英語では文法など異なることが多く、小さい頃に上手く習得できていない人にとっては難易度が高くなります。

特に英語論文は専門的な単語も多く、英語論文に適していない表現なども存在します。
日本人が英語論文で間違えやすい英文の表現や単語について知っていきましょう。

英語論文で日本人がよくやってしまう間違い

日本人は英語特有の表現や書き方を理解できていないことが多くあります。

日本語でも論文制作は難しいものですが、不慣れな英語ではより一層論文制作の難易度が上がり、失敗している人も少なくありません。
英語に不慣れな日本人によく見られる間違いをしっかりチェックしておきましょう。

日本人の英文間違いの傾向

日本人は英語論文を制作する際に「例えば」などの転換語を多用する傾向にあります。
読み手に読みやすくするためには転換語が必要ですが、多用することはあまり好まれません。

また、接続語も多用している傾向があり、2つの文章が別々で成り立っているのに無理に1つの文章にまとめていることもよくあります。

さらに、カンマを付け忘れていることもよく見られる間違いです。
項目を並べて「or」などで繋げている場合は、最後の項目の前にカンマを付けることが求められます。

論文専門の言い回しを英文で使用できていない

日本語の論文と同様に論文では論文らしい言い回しや英単語が求められます。
英語が苦手な日本人は専門的な英単語が使用できていないことが多く、英語の口語と文語の使い分けができていない傾向にもあります。

また、主語がなくても文章が成立できる日本語と異なり、英語では主語が必要不可欠です。それを意識して主語に「I」を選んでしまう人も多いですが、これは論文として相応しくありません。

論文では客観的な視点で文章を述べることが重要なため、無生物主語や「We」の使用が好ましいです。

間違えやすい英文フレーズの紹介

論文で使用する英文は、英会話よりも難しい傾向にありますが、間違えやすい英文を知っておくことで、対策を行うことが可能。
正しい英語論文制作を行うためにもしっかり学んでおきましょう。

日本人がよく間違える英語論文のフレーズ

話し言葉は英語論文でも避けるべき表現です。
文章の始めを「and」「but」「so」にしてしまうことも多く、文章の終わりを「too」で終えてしまうこともよくあります。

「そして」の意味を使用する時は「and」の代わりに「moreover」「further」、「しかし」の意味にする際は「but」の代わりに「however」「nevertheless」、「so」の代わりに「therefore」「hence」に言い換える必要があるのを覚えておきましょう。

主語の「I」の代わりに「It is considered that …」を多用することも気をつけましょう。

上述したように英語論文では主語が曖昧になることが好まれないため、主語が不明になる「It is considered that …」はあまり用いない方が良いです。

主語は著者を主語にする場合、「the author(s) consider(s) that…」と言い換えましょう。

英文を間違えないためのコツ

英文を正しく書くためにはどういったことに注意する必要があるのでしょうか?
論文をスムーズに制作するためには、基本の書き方を押えておく必要があります。

英文を間違えないようにするためのコツや押えておくべき英文の書き方を把握しておきましょう。

英語論文で押えておくべき書き方を覚えよう

基本のフレーズを押えておけば、応用して様々な英文を制作できます。
論文の目的を提示したい時は、簡潔かつ明確にしましょう。

  • The purpose of this study is….「この研究の目的は…だ」
  • This study provides….「この研究は…をもたらす」
  • This paper examines….「この論文は…について調査する」

本文で主張したい時や他の事例を提示する場合、同様にはっきり提示することが重要です。

  • There is a possibility that….「…の可能性がある」
  • Other studies have concluded that….「他の研究では…と結論付けられた」

グラフや表を参考にする英文はビジネスシーンにも応用できるので覚えておいて損はありません。

  • We see from table(graph) A that….「表(グラフ)Aから…ということが分かる」
  • The table(graph) A show that….「表(グラフ)Aは…と示している」

効率良く英語論文を書くためには?

効率良く英語論文を制作するためには基本的なフレーズと同様に論文の基本的な書き方に沿って制作することが重要です。

  1. 論文のタイトル(Title)
  2. その論文が何について書かれたものか(Introduction)
  3. 論文の本題(Body)
  4. それを踏まえた上での結論(Conclusion)

参考文献やデータ資料がある場合は結論の後に提示しましょう。
本文内で引用する場合は「(人物) states that …」や「(人物) claims …」などで明確にすることが重要です。

英語論文の書き方は下記でも分かりやすく解説されていますので、是非参考にご覧ください。

英文の確認にはツールや英文校正サービスを活用しよう

英語論文を制作するためのコツを学んでも、正しく制作されているか確認するためには第三者の目が必要です。
英文校正ツールは手軽に英文のチェックができるため、スペルチェックなどに便利。

しかし、論文をジャーナルに提出したい時など、より精度の高い英文校正サービスを受けたい場合、英文校正サービスでしっかり確認してもらいましょう。

英文を間違わないために活用できるサービス

英文校正サービスでは制作した英文をプロに確認してもらうことができます。

自身の英文にスペルミスがあったり、英文として表現が不適切であったりすると、正しい文章を提案してくれるので、自身では見つけられない間違いも修正することが可能です。

企業によって提供しているサービス内容が異なり、徹底したサポートが受けられます。
ツールと異なり、プロの校正者が行う英文校正サービスは確実性が高く、安心できるのが特徴です。

英文校正サービスを英語論文に活用するメリット

英文校正サービスは制作した論文に説得力を持たせることができます。それはただ文法やスペルのミスをなくすだけでなく、前後の文章や全体の流れも確認して英文をブラッシュアップしてもらえるからです。

論文は読み手が納得できるように制作することがなにより重要。
最期までしっかりと読んでもらえるような論文に仕上げてもらえます。

また、英語論文の確認作業を英文校正サービスに行ってもらうことで、作業効率を上げることもメリットの1つです。

英語に慣れていない人が確認作業を行うには時間もかかり、正確性も下がります。
費用はかかりますが、プロやネイティブの校正者に難しい作業部分を担ってもらうことで時短に繋がります。

おすすめの英文校正業者Edanz

英語論文を校正業者に依頼する際におすすめの業者、Edanzについて紹介していきます。
論文は通常の英文と異なり、堅くかしこまった文章でなければいけません。

論文制作についてや線分分野について深く理解している校正業者選びが重要となり、英語論文の確認を適切に行ってくれる校正業者に依頼することが、より精度の高い論文制作に繋がっていきます。

EDANZの特徴

Edanzは20年以上の実績がある英文校正業者です。
誤字脱字、文法チェック、論文として正確であるかの確認を行ってくれます。

ネイティブの校正専門家が校正を担当することがEdanzの特徴です。
論文を制作した著者の意図を考えた上で校正してくれるため、修正した後も論文内容の正確性が損なわれません。

また、Edanzの校正者は各分野に精通しているので、専門的な論文の校正も対応可能。
各分野のネイティブな専門家が校正することにより、より論文の質を上げることができます。

EDANZのおすすめポイント

Edanzは1回の校正依頼で2回の校正確認を行ってくれるのがおすすめポイントとなります。
通常、校正業者に依頼した場合、文章を修正した後の確認は行ってもらえないことが多いです。

Edanzでは1回目の校正を行った後、依頼者が修正した原稿を元に2回目の校正を行ってくれます。

1回目の校正後、原稿返却後から60日以内の依頼という条件付きではありますが、無料で2回目の校正を利用できるのが大きなメリットです。
2回の校正と確認を行うことで、より自然でクオリティの高い文章を実現できます。

また、料金や納期もシンプルで分かりやすいのも特徴。
忙しい時期でも1日から2日で納品してもらえるため、クオリティだけでなく納品スピードも重視している点が高い評価を得ています。

各分野に精通しているネイティブの校正者の手配だけでなく、育成できる業務環境を整えていることもEdanzが選ばれる理由の1つです。

クオリティの高い英語論文に仕上げるために、校正者の基準は厳しく設定されています。
ネイティブというだけで選定することはなく、校正力が高く専門的知識が豊富な専門家のみを採用するので、クオリティの高い校正を実現。
そのため、リピーター率が高く、依頼者からの信頼も厚いのです。

質の高い校正を求めている方や、英語論文に不安がある方はEdanzに依頼してみてはいかがでしょうか。

TOPへ戻る