【英文編】校閲と校正の違いとは?

校閲という言葉と、校正という言葉は、同じく「校」という語はあれども、その意味は似ているようで異なっています。自分が作成した英作文をどのようなかたちでチェックしてもらいたいのか、それは、あなたが、世の中に存在するこれらサービスを受けるにあたって、理解して置かなければいけないものです。このサイトでは、英文校閲と校正の違いや、サービスの詳細について解説していきます。

そもそも校閲と校正の違いは?

みなさんは「校正」という言葉は、学校の授業などで聴いたこともあるかもしれません。「校閲」という言葉は、皆さんのパソコンに入っている「Microsoft Word」の機能を使用する時に目にしている人も多いかもしれません。おおむね、「文章を正しい表現にする」とか「間違いをただす」という意味合いで捉えていると思われます。それで間違ってはいないのですが、英語にしても日本語にしても、文章を日々取り扱う印刷・出版業界においては、これらの語の意味は、ハッキリと区別して使い分けられているのです。

「校正」は、原本である原稿と印刷物を照らし合わせて、違いを見つけ、間違っていればそれを正す作業の事を言います。そのため「文章」だけとは限らず、例えばポスターの色味などを確かめる場合は「色校正」という表現を使います。原本と印刷されたものの違いをチェックするのは、ほとんどの場合は編集者です。見た目の違いを見つけた場合は、かならず原本の作成者に確認を入れることになっています。校正が行き届いているかどうかは、その編集者の腕の見せ所と言えますね。これは英語の場合も同じです。

さて、「校閲」という語ですが、これは「文章そのもの」の内容や構成全体を、とりまとめて直す作業のことです。校正においては「読む」というよりは「見比べる」ことに主眼が置かれていますが、「内容そのもの」を読み込みむ場合に使われます。その文章が文法的に間違っていないか、記述されている内容に嘘や誤解が無いか、引用はルールに則って正しく行われているかなど、その文の内容そのものを確認するので、校正よりもさらに時間が掛かりますし、求められる技術も異なります。これらが、文章における2つの違いです。

wordの校閲の仕方とどのくらい正確なの?

さて、みなさんが恐らくいちばんよく使われているであろう文章作成ソフトであり、前項でも少々触れましたソフトでもあるのは、そう「Microsoft Word」です。このソフト、校閲の機能が標準で搭載されており、ボタンをひと押しするだけで、文章全体をチェックしてくれるのですが、皆さんも気になるのはその「精度」ではないかと思います。その前にまず、大前提として押さえておいて頂きたいことがあります。

それは何かというと、「最後は必ず自分でチェックしなければならない」ということです。当たり前すぎると思われるかもしれませんが、機械は万能ではありませんし、あくまでも文法や英文におけるパラグラフの規則、慣用表現に基づいて判断をしているだけで、あなたがどのように、どのような人達に伝えたいかまでは汲み取ってくれません。ましてWordの校閲機能は標準搭載の為、チェックに特化したサービスとは比べる事はできません。

さて、ここまで前提を話しましたが、実際、どのようにチェックされて、どれほど正確なのでしょうか。使い方としてはとってもカンタンです。Wordの「ファイル」タブをクリックして、「オプション」を選択し、「文章校正」の項をクリックしたら、「スペルチェック」「自動文章校正」「よく間違う単語」「文章の読みやすさの評価」というチェック欄に、必要に応じてチェックを入れ、最後に「OK」ボタンをクリックすれば使えるようになります。

精度ですが、無料の英文チェックソフトとして親しまれている有名ソフトよりも、若干チェックが甘い、という程度です。具体的には「動詞」のチェックはしっかりしていますが「前置詞」などのより細かい部分でのチェックは、やはり専用ソフトに軍配が上がるようです。

英文校正会社の校閲の特徴と料金は

最後のこの項では、英文校正会社におけるサービスで、押さえておきたいポイントや料金の相場などを確認していきたいと思います。その名の通り、英文校正会社は英文のチェックを手掛ける会社のことで、ネイティブな文章を扱えるだけでなく、しかるべき必要な技術をマスターした専門のスタッフによるチェックサービスを提供しています。ほとんどの場合英語で記述される科学系の学術論文のチェックや、企業のプレスリリースや契約書など、一字一句の間違いも許されないような高度な英文案件にも対応できるような専門性を売りにした会社もあります。

注文の流れとしては、まずは依頼者が個人なのか法人なのかを確認するところから始まります。次に、納期と文章量、文章のジャンル(プレスリリースなのか、個人の文章なのか、学術論文なのか)を確認し、料金の同意ができしだい、専門スタッフによる校正・校閲が入る、という流れになっています。特に論文系はきめ細かいチェックが必要なため、作成の初期段階からサポートしてくれる会社が多いようです。

さて、料金ですが、1000語あたり概ね「3円」から、高い会社では「24円」という幅が見られます。この幅についてですが、それは「校正者の熟練度、専門性」で変わってくるものと言えます。特にこれは学術論文の校正サービスに顕著ですが、会社によっては「校正」技術だけでなく「各分野における修士号取得者」であるというスタッフを用意している場合もあります。知識と技術両方でそこまでのものを有している人はそうそういませんので、どうしても料金が高くなるということですね。しかし気軽に、文章量よりも「1回160円程度」というよりライトな形で英文校正を提供している会社もあります。

まとめ

さて、ここまで英文におけるチェック方法の違いと、wordの校閲機能の検証、各種校正会社の特徴や料金相場などについて、解説してきましたが、如何でしたでしょうか。改めて、簡潔にまとめてみることにしましょう。

校正とは「原本と見たまま照らし合わせる」こと、校閲とは「内容の正しさや文法まで読み込んでいく」ことでした。Word標準搭載の校閲機能はカンタンに使えて精度も高めですが、より高精度を求めるならやはり校正専門ソフトを使う方が良いでしょう。校正会社はお手軽さや専門性などでアピールしており、相場は3円~24円(1000字)といったところで依頼できます。

よりよい英文や英語論文執筆に、今回ご紹介させて頂いた情報が寄与できれば、大変幸いです。

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