英語論文の基本的なフォーマット

この記事では、英語論文における出発点にして土台でもある、形式・フォーマットがどのようなものであるのか、それらをどのように知り、執筆の為に自分のものとしていくか、思考法や使用法を解説していきます。世界中で読まれるような国際的な論文を書くには、やはり論文の言語は英語であることが不可欠です。しかし、英語論文にもしっかりとしたかたちが存在するのです。この記事では、それらの型について解説していくことが狙いです。

英語論文のフォーマットを決める方法

読者にあなたの研究成果がしっかり伝わる英語論文を執筆するには、まずは秩序立てられた構成を決めて整えなければいけません。では、その構成はどのように考えて、そして決めていけばよいのでしょうか?以下、それを解説していきましょう。まずはその論文を執筆する理由と目的を明確にしておく必要があります。あなたがどの層に向けて執筆するのかもよく考えておきましょう。

次に、研究成果の重複を避け理ためや、同時にあなたの研究や執筆の支えともなりますので類似テーマの論文、先行研究や資料にあらかじめ十分に目を通します。そして、論文のタイトルを決めましょう。タイトルは読者があなたの論文で初めて目にする項目なので、内容が明快簡潔に判断できるタイトルにしましょう。

また、タイトルは10~12語で、単語の頭文字は大文字(但し不定詞to、冠詞、等位接続詞、前置詞は小文字)で、同じ単語が重複しないようにまとめましょう。タイトルから、論文の基本的な構成を頭に置きながら、インデックス(目次)を決めます。このインデックスはタイトル、要旨、序論、メソッド、結果、考察、結論、参考文献、付録、そして最後に全体をまとめた要旨の順番に並べます。

執筆を始める前に、各項に使用するフォントやそのサイズも決めましょう。一般的に論文に使用するフォントはTimes New Romanで、文字サイズは12ポイントです。見出しと本文のフォントとサイズを変えるという基本も押さえておきましょう。こうした下準備が整ったら、いよいよ執筆を行います。

知っておくと安心な英語論文作成ガイドライン

この項では、英語論文執筆において押さえておきたいガイドラインを紹介していきましょう。まず、論理的階層をハッキリさせるため、フォントのサイズやスタイルは変えます。一番分かりやすい論理的階層の表示方法は、フォントのサイズやスタイルを見出しと本文で変える事です。

前項にて論文執筆のフォントは「Times New Roman」が基本だとお伝えしましたが、例えばこれを「本文用」のフォントとし、見出しのフォントを「ボールド」や「ボールドイタリック」に変えるといったスタイルも効果的といえます。そして、決めたフォントのサイズとスタイルは最後まで統一しましょう。

一度決めたフォントのサイズとスタイルを論文の最後まで統一させることは、読者にとって非常に読みやすい論文となり、更にそれが論文におけるスタイルとしてあなたの論文の柱となり、読みやすさをしっかり支えます。次に、その論文のテーマにおける分野で用いられている、慣用表現を使用しましょう。

英語の論文には、それぞれの執筆分野でよく用いられている表現というものがあり、それを多用する事で、読み手の理解度と読解速度を高める事ができます。それら表現は先行論文を読み込むことでも蓄積できますが、定型表現をまとめたものも存在しますので、活用を検討して下さい。

さらに各種記号の表記に注意しましょう。論文において存在する、ピリオド、スラッシュ、ハイフン、丸カッコなどの記号の標記ルールを守りましょう。数字と単位の表記にもルールが存在します。10未満はアルファベットで書き、10以上はアラビア数字で書きます。さらに数字と単位の間はスペースを1字入れる決まりとなっています。

効果的なタイトルとフォーマット

この項では、英語論文執筆において、読者の検索や興味を惹くタイトルの決め方や、読者にとって読みやすく、あなたが伝えたい内容や研究成果がしっかりと伝わるような論文の組み方を考えていくことにしましょう。タイトルの文字数や表記は前項の説明の通りですが、それ以外には「研究方法について触れているタイトル」が、近年の論文においてよく用いられている傾向があります。

また「その分野が研究結果をタイトルに含めることを認めているか」という点は必ず確認しましょう。特に医療系では、研究結果をタイトルに含めることを禁止している場合が多いです。さらに、論文をどのサイトやジャーナルに投稿するかによりますが、一般の人でも知っているような有名な科学雑誌などに投稿し、審査を受ける場合は「難解な専門用語よりも、平易な語によって構成されたタイトル」の方が審査で好まれ、その後の引用もされやすい傾向があります。

もしフォーマットに迷ったら「APA」が一番の基本になります。効果的な英語論文作成に役立つフォーマットは色々と存在しますが、特に初心者や改めてフォーマットを整えた論文をしっかり書き上げたいという方は、学術論文の基本的な形式とされる「APAスタイル」に基づき執筆しましょう。このAPAスタイルは英語圏では非常に一般的な形式で広く使用されているかたちです。また、本文中の引用については、引用事項は単語や文体、句読点に至るまで、「引用する原文と正確に一致」させることも規定しています。

まとめ

さて、ここまで、英語論文におけるフォーマットの組み方や、執筆における注意点、その他役に立つ情報などを紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか?あらためて、大事なポイントを短くおさらいしましょう。タイトルは一番重要ですから、タイトルは10~12語で簡潔な言葉でまとめましょう。見出しと本文のフォントとサイズにメリハリを付け、論文全体で統一させます。

そして各分野における論文執筆時のガイドラインと、各フォーマットが指定する文字や記号標記のルールは厳守してください。これらを守る事で、あなたの英語論文はさらに引き締まった、広く読まれ、引用される論文となっていくことと思います。

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