的確な修正指示に必須!英文校正に使われる記号の種類と意味

文章校正の際には、修正箇所に赤字で記号や修正指示を行います。これは英文校正に関しても文章校正とほぼ同じことを行っています。しかしとくに英文校正には、通常の校閲と同じようでも、ほんの少し違うという箇所がいくつか存在しています。こうした修正指示や記号を覚えておくと、いざというときに困ることなく、的確に修正が可能となります。そんな知っておくと便利な英文校正の修正指示や記号について主に使うものを中心に紹介します。

スペルや文法に関する校正記号

スペルや文法には間違いが起こります。日本語にも同じことが言えるでしょう。簡単なのは単なる漢字の間違いでしょう。さんずいがにすいになっているというならまだ良いのですが、にんべんや違う言葉になってしまう漢字を記載してしまう場合もあります。本人は対象の言葉をそう誤解しているのか、それともたまたま間違えてしまっただけなのか、不明ではありますが、認識しながら書いているため間違いに気付かないということも多いものです。つまり一文字間違えるというのはどんな言語にも起こり得るといえるわけです。

英語で多いのはスペルの間違いですが、この英語を構成する場合の修正指示について、一文字削除する場合には対象の単語の上から赤字が加えられています。また足りない場合には、対象の部分に下挿入の記号が書かれます。またこれも日本語で言うなら、いわゆるら抜きという表現をご存知でしょうか。例えば食べられるというべきところを、食べれると表現することです。少し幼稚な表現方法として、かしこまらない場合に使うことが多く、近年ではら抜き表現が一般的になりつつもあります。

しかし正しい表現はらを抜いてはいけません。これは英語でもあります。あえて抜いている場合、またうっかりで抜けてしまう場合も存在するでしょう。英語ではスペルの脱落ということも起こり得ます。この場合には必要な単語を赤字で加えるという手法での修正指示が行われます。一文字や二文字ならばこうした手法で加除訂正を行うことができます。

ただし、ほとんどが定説の必要がある場合は赤字でスラッシュし、削除して単語変更させるという修正指示方法もあります。どれも加除訂正の記号は誰が見ても比較的わかりやすい手法で行われている場合がほとんどです。

フォーマットに関する校正記号

こうしたスペルや文法間違いだけでなく、フォーマット上での訂正も文章の校正にはつきものです。文章を構成するうえで見やすさや整っているものというのは、内容に影響を及ぼすほどです。ですから意外に見落とすことができません。手書きの文章なら、例えばthis isと、thisとisの間にスペースを入れるのは無意識的に行うことができます。不思議なもので、これはどんなに英語が苦手という人も行います。初歩的に学んだことだから記憶しているのか、それとも多くの英文にこうした表現が使われているから記憶に刷り込まれたのか、根源は定かではありません。

しかし、それでも大抵スペースが入ることは把握しているでしょう。ところがパソコンを用いると、うっかりでもこのスペースを挿入するのを忘れてしまう場合があります。そんな時はシャープが使われます。音楽の授業やインスタグラムなどでも使われるシャープですが、英文校正の修正記号としても使われているのです。方法としてはスペースを挿入するべき箇所に挿入の矢印を加え、その上部にシャープを加えるだけです。これが、ここにスペースが必要だという指示になります。

逆にスペースが入ってしまった場合もあります。続くべきスペルの間に間違えてスペースが入り込んでしまったとき、その修正指示として対象の一の上部と下部を赤字で括弧書きします。すると対象のスペースが括弧で包まれ、スペースを削除するのだという指示になるのです。

このほか行間のスペースを必要とする指示や、左に寄せたり右に寄せたりする必要がある場合など、校正上必要となる位置に赤字で指示を加える方法もあります。また段落変更を求める指示は、右に流れた旗のような指示記号が加えられます。見つけた際は段落の指示だと認識しましょう。

フォントのタイプやスタイルに関する校正記号

英文と日本語表現の際に、最大の違いでありかつ簡単な英語しか分からない方でもわかる違いというものがあります。英語は始まりの文字を大文字にするという手法があります。これは日本語には存在しません。特に固有名詞などは頭文字を大文字にします。英語に不慣れな方も、基礎英語を学ぶ際に一番初めの頃に聞いたことがあるという場合があるでしょう。

しかし誰にでも間違いや失敗はあるように、英語でもこうした大文字、小文字の間違いは起こり得ます。そんなとき、英文校正で修正指示をする場合には、赤字で対象の文字の上に矢印をします。右上に伸びる矢印なら大文字への変換、左下へ伸びる矢印なら小文字への変換といった具合です。

こうして英文校正には文章校正だけでなく、文字の校正に対する修正指示が存在しています。こうした文字変換と同様に、字体の修正というのもあります。例えば斜字体や大字体を使用するのが良い例もあります。斜字体は固有名詞や地域の名称、また意識的に注意してもらいたい箇所を変換する場合に使われることがあります。

こうした字体の修正指示の場合には対象の単語を赤字で括弧内に納め、その右上に斜字体ならital、太字体ならbfなどと指示記号を挿入します。こうした修正指示を見かけた場合には、字体の修正指示なのだと認識すれば良いのです。特にフォントのタイプやスタイルに関する修正記号は比較的わかりやすいものの、その指示内容は省略文字が使われている場合も多いです。

初めて見かけると、何を伝えたいのかと不安になることもあるでしょう。赤字で指示がなされ、上に省略文字が記載されていた場合にはフォント変更の指示であると認識して、対象のフォントを抽出すればいいのです。

まとめ

英文校正と言っても、そのほとんどが簡単な表現です。専門的であっても一見すると何となく何を指示しているのかわかりやすくなっているものも多いです。そして、こうした修正指示は客観的視点から判断されたものですから、是非参考としたいところです。文章の構成とは一人で出来るものではありません。どんな対策も素晴らしい論文も誰かの校正が必ず入っています。むしろ、こうして修正を行うことで誰もが見やすい文章を作ることができるのです。

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