英文校正の料金相場と安くするためのポイントを詳しく解説

公開日:2018.11.06
最終更新日:2023.01.11

英文校正は英語の文章をチェックする作業のことですが、スペルや文法の間違いを正してもらうだけでなく、原稿全体のクオリティを上げてもらうことが可能です。

英文校正のサービス内容によって料金は違ってくるので、料金相場はどれぐらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、英文校正の料金相場と料金が決まる主な要因、料金を安くするためのポイントなどについて解説いたします。

英文校正の料金相場はいくら

英文校正にかかる料金は、依頼する業者や原稿の内容によって異なるので、料金相場は一概にはいえません。
料金が異なる理由は次項で詳しくご説明しますが、 料金の算出方法と大体の費用相場を簡単にご紹介します。

英文校正の料金は「単価×単語数」で計算されるのが一般的で、費用相場は1単語あたり3円~30円となっています。
この数字だけを見ると安そうに見えますが、単語数4,500の原稿の英文校正を依頼すれば、料金相場は1万3,500円から13万5,000円です。

料金相場といってもかなりの違いが生じますから、依頼する前に料金がどのように決まるのか理解しておくことが大切です。

英文校正料金に差が出る主な理由

では、英文校正の料金相場にどうしてこれだけの違いがでるのか、具体的な理由をご説明します。
英文校正料金相場に違いが出る主な理由は、次の4つです。

英文校正のサービス内容の違い

英文校正業者は、英語のスペルや文法のチェック以外のサービスも提供していて、サービスが充実すればするほど料金は高くなります。

英文校正費用相場を左右するサービスを、いくつかご紹介しましょう。

雑誌や学術誌は、記事や論文の投稿規定を設けているところがほとんどで、例えば研究論文の本文は4500語以内、抄録は200語以内など、細かく定められています。

英語の文章をただ正しくするだけでは、投稿規定を破ってしまうこともありますが、英文校正のサービス内容によっては、投稿規定に沿った調整まで依頼することが可能です。

その他にも、「カバーレターの作成」「原稿評価カルテの発行」「リファレンスチェック」「無料での再校正」などのサービスがあります。

料金プランの違い

英文校正の料金は単語数で料金が決まるのが通常ですが、なかには一定の単語数までは一律の料金を設定しているプランもあります。
一律で料金が決まっている場合、料金がわかりやすいですが、単語数が少ないと料金は割高になってしまうのでご注意ください。

業者によってはさまざまな割引サービスを用意していて、「初回限定割引」「会員割引」を実施していたり、1回あたりの料金が安くなる「定期券」を発行していたりしますので、依頼する際には確認してみましょう。

納期の違い

英文校正の良し悪しで雑誌や学術誌の掲載が断られてしまう可能性があるため、校正の質はかなり重要です。

納期が短いとより有能な英文校正者が担当したり、英文校正者の人数を増やしたりしなくてはいけないので、人件費が高くなり料金もアップします。
反対に、納期を遅くして、料金をリーズナブルな価格に設定しているプランもあります。

納期は最短で即日、遅いプランだと12日営業日ぐらいです。
納期の違いだけで料金が3~4倍ぐらい異なることもありますから、英文校正での納期はとても重要なポイント。

そのため、英文校正の依頼を考えている場合は、可能であれば余裕をもってスケジュールを立てておくことをおすすめします。

論文や資料の専門性の違い

簡単な文章であれば文章の得意なネイティブで十分ですが、専門性の高い英語の論文や資料を英文校正には、幅広い知識が必要です。

文章のちょっとした表現の違いで、文章の内容そのものが間違って伝わってしまう可能性もありますから、専門性の高い原稿の英文校正にはその分野に詳しい校正者が担当します。

専門性の高い原稿の英文校正は、2~3人の英文校正者が担当することもあるので、専門性の高い論文や資料の英文校正料金ほど高くなる傾向にあります。

英文校正の見積りを依頼するときの注意点

文字数のみで見積りをしてもらっても、その金額は本当にただの目安にしかなりません。
正確な見積り金額を得るためには、ポイントを押さえて依頼することが大事です。

英文校正業者に見積もりを依頼する際は、 以下の点に注意してみてください。

英文校正を依頼する目的を明確にする

ご紹介したように、英語のスペルや文法のチェックのみを依頼するのか、原稿の構成を含めたチェックを依頼し文章全体のクオリティも上げてもらうのかによって、料金が違ってきます。

英文校正をする目的を明確にして業者に伝えておけば、 適切なサービス内容を提案してくれますから、より正確な見積り金額を知ることができます。

英文校正業者にはより多くの情報を提供しておいたほうが良いですが、最低限伝えておくべきことは次のとおりです。

  • 英文校正の目的
  • 原稿のジャンル
  • 原稿のボリューム
  • 依頼したい内容
  • 希望の納期、保証内容など

追加料金が発生する可能性があるか確認する

料金が安いと思って英文校正を依頼したら、見積金額には基本的な料金しか含まれておらず、後日英文校正にかかった費用を別途請求されることもあります。

英文校正でよく発生するのが、「再校正」の料金。

「再校正」とは、元の原稿に修正が入ったり変更をしたりした場合に、再度校正を依頼することで、「再校正」にかかる料金は別途請求する業者もありますし、無料で何回でも再校正してくれる業者もいます。

オプション料金や追加料金が発生すると予算をオーバーしてしまうこともあるので、追加料金の発生する可能性と、 発生したときの料金の目安も必ず確認しておきましょう。

在籍する校正者の経歴を調べておく

英文校正業者の多くは、ホームページに在籍している英文校正者のプロフィールを掲載して、プロフィールには校正者の専門分野や経歴が詳しく記載されています。

クオリティの高い英文校正を希望するなら、校正者がネイティブであることはもちろんのこと、その分野に精通しているかが重要です。

医学の分野ひとつをとっても、「外科系」「構造機能系」「病理病態系」「社会医学系」「内科系」など複数に分類されます。

特殊な分野の英文校正を依頼する方は、在籍する校正者の経歴も調べた上で、依頼する業者を選ぶと失敗するリスクが少ないです。

英文校正にかかる料金を安くするためのコツ

英文校正の料金は、場合によっては数十万円になることもあります。
費用相場ばかり気にしていると、信頼できる英文校正業者を見つけることは難しいですが、工夫次第で英文校正の料金を安くすることは可能です。

英文校正にかかる料金を安くしたい方は、以下の4つを試してみてください。

料金相場を知るために相見積りをとる

英文校正業者1社に見積もりを依頼しても、その金額が安いのか高いのか判断することはできないので、複数の業者に見積もりを依頼して、料金の相場を把握した上で、比較をしましょう。

英文校正の見積もりは校正業者のホームページから依頼することができますが、相見積りをとるためには、1社1社「個人情報」と「原稿に関する情報」を入力することになります。

一括見積もりサイトでは、一度の入力で複数の英文校正業者に見積もりを取ることも可能なので、忙しくて時間がない方は、活用してみるのもいいでしょう。

見積りを依頼するときに予算を伝えておく

英文校正を依頼する際はサービスが充実していたほうが安心ですが、 サービスを追加すればするほど料金は高くなります。

英文校正料金を安くするためには、必要最低限のサービスで依頼することが重要です。

初めて英文校正を依頼する方は、必要なサービスと不要なサービスの区別をつけづらいので、あらかじめ予算を伝えておき、 追加料金が発生しても予算内に収めることができるプランを提案してもらうと良いでしょう。

余裕を持って校正を依頼する

英文校正業者のほとんどは、納期によって料金を設定しています。
納期を遅くすればするほど料金を安くできるので、余裕を持って依頼すると良いです。

時間に余裕があればより多くの英文校正業者に見積りを依頼でき、見積金額だけでなく、担当者の対応の良し悪しやスピードなどを比較して、満足のいくサービスを提供してくれる英文校正業者を選ぶことができます。

納期までに2週間以上の余裕があれば、英文校正料金をかなり安く抑えることが可能です。

キャンペーンや割引のあるところを選ぶ

英文校正料金を安くするなら、キャンペーンや割引を実施している業者がおすすめです。

ただし、キャンペーンや割引は「期間限定」「初回限定」などの条件があったり、クーポンコードが必要だったりします。
必要条件を満たしていても、支払いをする時には適用されないことも多いので、しっかりとした情報収集が必要不可欠です。

英文校正業者「エダンズ」では、会員割引サービスをご用意しております。
会員割引サービスを適用すれば、「エキスパート英文校正(納期2営業日)」の通常価格通常価格16.5円(税込)が15.4円(税込)となります。

さらに新規で会員登録をしていただいた方を対象とした、英文校正料金が10%OFFになる特別割引もあるので、専門性の高い英文校正をリーズナブルにやってもらいたい方におすすめです。

まとめ

英文校正の料金相場は安いに越したことはないですが、高度な能力が必要なため、専門性の高い原稿を依頼したり、納期が短かったりすると、英文校正料金はどうしても高額になってしまいます。
それでも、ポイントを押さえて見積りを依頼し、複数の英文校正業者を比較して選べば、料金を安くすることは可能です。

これから英文校正を依頼する方は、ぜひここで紹介した情報を参考にしていただき、英文校正業者選びを成功させてください。

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