英語論文を書くなら知っておきたい注意点

論文を英語で制作する場合、日本語と同じように制作することが難しい場面に必ず遭遇します。日本語と英語の文法の違いに加え、文化の違いも大きく関わってきます。日本では良いとされる表現も、英語圏では使用してはいけない表現であることもあり、制作時は注意が必要になります。誤った表現は論文の質にも影響するため、英語論文を行う場合は事前に注意点について調べておきましょう。

英語論文は執筆前の入念な下調べが大切!

英語論文を制作する際、日本語で制作する論文との違いに戸惑う方も多いかと思います。そもそも英語は日本語と文法が異なり、論文制作する際には文章の構成に注意を払う部分がいくつかあります。書式だけでなく、マナーなど決まり事が多いため、執筆前には事前の下調べが重要となってきます。文法や言葉の使い方には十分注意する必要があり間違いのないように制作を行っていくことが求められます。

英語と日本語では、辞書を使用したとしてもすべての言葉が必ず対応しているとは限りません。必ず和英辞典の他に英英辞典も用いて、英語で英語の意味を理解することが論文を制作する上で重要になってきます。また、専門的な分野においては難しい専門用語などは辞書に載っていないケースも多々あるため、ネットなど駆使するか翻訳サービスなど利用して言葉をしっかり理解していくことも大切です。

英語は日本語よりも曖昧な言葉が少なく、断定的な文章となるのが特徴で、論文においてはその特徴がより色濃く出ています。曖昧さのない断定的な文章を展開し、論文で伝えたいことを明確に提示する必要があります。日本語よりも主語と述語がはっきりしていることが求められ、読み始めればすぐに全体が理解できるような文章にしておく必要があります。

また、英語でも日本語であっても長すぎる文章は論文において不適切とされ、全体を通して論文の構成を良く考えることが大切です。これらの決まり事も、執筆前に必ず入念に調べておくことが良い論文を書くことに繋がっていくのです。

英語論文で良く使われる表現を覚えておこう!

英語論文でよく使われる表現は覚えておくと分野に関係なく使用できるため、様々な表現を知っておきましょう。英語論文において、その文章の目的をはっきりさせることは重要です。そのため、「The purpose of this study is」といった、論文内で展開されている研究の目的を明確に示す表現は必要不可欠でよく多用されます。

「It has been often discussed that」のように議論されていることを提示する表現や、「This result suggest that」のように結果に対する明確な提案を示す表現なども内容をより詳しくするためによく使用されます。論文では図表や引用を使用して自身の研究を展開していくこともあり、「Table A shows」という「表Aは何かを示している」という表現や、「人物名 point out that」など特定の人物が提示していることを引用する表現は覚えておくと良いでしょう。

例を出す際には「For example」といった「例えば」と表す文章を付け、その上で例を挙げるようにしておきましょう。また、論文では日常会話では使用しないような表現もいくつか使用することになります。「それ故に」を意味する「therefore」「thus」「hence」の他に、通常では「but」を使用する「しかし」と表現する部分は「however」を、「and」を使用する場面では「その上」を表す「moreover」といった表現が論文では使用されます。意味は通じるものでも、論文内では別の言葉を使用するべき場合があり、注意点となるのです。

英語論文で使ってはいけない表現

英会話と異なり、通常の会話では使用しても良い表現も論文では使ってはいけないとされる表現もいくつかあります。日本語でも同じように口語表現は英語論文でも不適切とされており、「and」「but」「so」は話し言葉と書き言葉として認識されます。これらの表現は使用せず、「and」は「moreover」や「further」、「but」は「however」や「nevertheless」、「so」は「therefore」や「hence」に置き換えるようにしましょう。

英語は日本語と異なり主語を省くことができません。受動態で論文を制作することは文章の明確さに欠けてしまい不適切とされるため、無生物主語や「We」を主語として用いることが良いとされています。主語が不明になるという点では「It is that」といった表現も好ましくないとされています。

「could」「would」「might」「maybe」などは母国語が英語ではない日本人にとっては使い分けることが難しく、自身の意図した表現と異なる可能性も高く、論文制作時の注意点ともなります。英語に不慣れな日本人が使用するとより曖昧な文章となってしまうため、英語論文では必ず避けるようにしましょう。

また、一つの文章が長くなることも避けるべき点であり、一つの文章内に修飾語、句、節は多用するべきではないとされています。2つ以上に分けることのできる文章をwhichやthatなどで多重に連結した状態は、読み手に論文で伝えるべきことが曖昧になってしまうため、修飾と被修飾の関係をはっきり書くことが重要になってきます。

まとめ

論文は英語と日本語であっても普段使わない表現を使用することが多くなります。しかし、英語に慣れていない日本人では表現が曖昧になり、適切な表現にならないこともあります。英語校正や翻訳サービスなどを利用して、論文に適切な表現に直してもらうことも論文制作時には必要になることもあるでしょう。

そういった場所に依頼する際にも論文制作時の注意点はしっかり把握しておくことが重要になってきます。使用してはいけない表現など、最低限のものは覚えておくようにしましょう。

TOPへ戻る