英文校正に必要な資格ってあるの?

昔から、英語は世界の共通語と言われます。そして、今後も英語の重要性は変わることはないでしょう。仕事においても取引先に英文の書類を送る場合や英文の書物を出版する多く見受けられます。しかし、自分が書いた英文に全く自信が持てない、誰かに校正してほしいという方も多いはず。英文校正の仕事のニーズは今後ますます高まるのではないでしょうか。ここでは英文校正の資格についてまとめましたので、英文校正に興味がある方は、ぜひ参考になさってください。

そもそも英語関連の資格には何があるのか

英語関連の資格と聞いて、まず思い浮かぶのは実用英語検定とTOEICではないでしょうか。実用英語検定は、小学生や高校生のころに受検したという方も多いかもしれません。5級から1級まであり、年に3回受検日が設定されています。試験内容はマークシート方式ですが、3級以上は2次試験の面接があり、ネイティブの面接官と英語で会話をする力が求められます。

また、準1級と1級では面接に加えライティングの試験もあります。一方TOEICはビジネス英語検定の中ではとても人気が高いもので、昨年は250万人が受検をしたと言われてます。こちらは、実用英語検定とは違い、級ではなく点数でそのレベルが把握されます。試験は年に10回あり、全てマークシート方式です。内容はリスニングとリーディングの2部構成になっています。ビジネスで英語を駆使する方は、990点中最低600点以上が必要だと言われています。また、TOEFLはTOEICよりも世界中で認知されている検定です。こちらは毎月土日を中心に試験があり、120点満点です。TOEICの600点がTOEFLの50~60点に相当するようです。しかし、これら以外にも、英語関連の資格は驚くほどたくさんあります。例えば、国連英検と呼ばれるもの。こちらは、国連やユネスコなどの国際機関に就職したい方には必須と言われています。また、日商ビジネス英語検定試験もあり、貿易関係の方などで英文を書く機会が多い方にはおすすめの資格です。

他にも海外留学や移住を考えている方のためのIELTS、翻訳関連の仕事の方向けのTEPTESTや翻訳実務検定TQE、通訳の方向けの通訳案内士試験、ビジネス通訳検定、観光英語検定試験、国際秘書になるための秘書検定であるCBS検定など、多くの資格があります。

英文校正に必要な資格はあるのか

では英文校正に資格は必要なのでしょうか。実は、英文校正に特に資格は必要ありません。ですから、英文校正の仕事を始めたいと思えば、今すぐにでも始めることができます。しかし、当然のことですが、英文校正はかなりの英語の文法知識と語彙力が求められます。また、日本語が正しく英語に翻訳されているからと言って、そのニュアンスがそのまま外国の方に伝わるとは限りません。微妙なニュアンスの違いのために、読み手に間違った情報が伝わってしまう恐れもありますから、文法やスペルはもちろんのこと、表現も精査しなくてはいけません。

内容によっては、専門的な語句についての理解もなくてはなりません。例えば、医学に関する書類であれば、理数系の高いスキルが求められる場合も大いにあります。人の命に係わるような重大な内容であったら、当たり前のことですが、ミスは決して許されません。校正の見通しによって、尊い人命が失われることがあってはなりません。そして、ピリオドなどの記号の見落としもきちんとチェックしなくてはいけませんから、かなりの根気が必要になってきます。一字一句に目を凝らし、内容と表現についてくまなくチェックする必要があります。

また、直しを入れる際は校正記号が用いられますから、校正自体にも精通していなくてはなりません。しかも、出版が決まっている原稿は、一日も早く印刷に入る必要がありますから、校正にじっくり時間をかけている暇がありません。高い英語力を駆使して、集中力を持続して短期間で校正を終えるには、精神力も体力も必要になります。つまり、校正は、決して片手間にできる仕事ではありませんし、長年の経験とスキルが求められる専門職であると言えます。

英文校正を頼む際は講師の持っている資格をについて注目しよう

次に、英文校正を社内ではなく、専門の業者さんにお願いする場合の注意点について見ていきましょう。英文校正の会社は非常に多いですが、まずはホームページを見て、料金や納期をきちんと確認してください。利用者の声などが載っている場合は、そちらもチェックしてみましょう。そして、お願いしたい分野によっても得意、不得意がある場合もありますから、その会社がどのような分野に強いのかも確認する必要があります。そして、疑問点があれば確認することが大切です。後で思わぬトラブルにならないように、依頼する前に疑問はしっかり解消しておきましょう。

また、校正を依頼する時はあまり時間がない場合がほとんどですから、メールよりも電話の方がスピーディーです。電話応対によって、ある程度、その会社の雰囲気が分かるというメリットもあります。疑問点に明確に答えてくれない、しつこく勧められるなどした場合は、他の会社を探す方が賢明です。そして、一番注意したいのは、その会社の講師が持っている資格を確認することです。専門の校正会社と言っても、校正自体に資格は必要ないですから、それ以外の英語のスキルを確認することをお勧めします。先ほどご説明したように英語関連の資格は様々ですが、特に国際的な資格を持っている講師であれば、信頼性が高いと言えます。逆に、ホームページを見ても経歴や資格が一切書かれていないような会社は、全くの素人が校正を行っている恐れもありますので、避ける方が無難でしょう。

また、講師のプロフィールが顔写真とともに載っている場合も多いですから、そちらの経歴も参考になさってください。講師の性別や年代は校正のスキルとは関係がありませんが、やはり豊富な経験がものを言う場合が多いですから、非常に若い方にお願いする時は、改めて校正経験をたずねてみると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか。もし、専門の会社に頼まずに社内で校正を行おうとした場合は、専属の校正者を育成しなくてはなりません。人件費がかかる上に、育成にはかなりの期間が必要です。そして、その方が定年まで働いてくれるとは限りません。また、人材育成のためにプロの講師にお願いしなくてはならない場合も多く、そちらの経費も含めると、決してコストパフォーマンスがよいとは言えません。やはりプロにお願いする方が、長期的にも、コスト面からもおすすめだと言えます。

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