必見!英語論文を読むためのヒント

アカデミックな文書を読むという事は、日本語で書かれていても少し気が重いと感じてしまう方も多いと思います。それが英語で書かれていれば尚更ですよね。長々と読んでいても途中で挫折してしまうかもしれませんし、読み終わっても結局あまり内容が理解できていない、なんて事も起こりえます。少しでも早く読み進めて、英語で書かれた内容をつかむコツがあるとありがたいですよね。こちらでは、英語論文を読む為のヒントをまとめましたので、ぜひご参考になさってください。

まずはabstractから読んでみる

何かを読もうとする時、最初から順番に読もうとしますがこれがよくありません。英単語に専門的な用語が多数含まれていて、読むだけでもとても時間がかかります。辞書をひたすら引いていても、結局内容まではよくわからないままという事態に陥ってしまう可能性も大いにあります。まずはわかりやすい所を見つけて読み始めるようにしましょう。この論文には何が書いてあるのかという内容を掴む事が出来ます。それがabstractという要約を書いた部分です。要約と言われるだけあって、論文のキーワードや重要な部分が必ず書かれています。何について書かれたものなのかという位置づけがされている部分であり、比較的全体の中からみても、わかりやすく記述してある部分と言えます。

そして、この部分には著者が実施した内容が盛り込まれている事も多くありますので、論文のテーマとなる部分を明確に知る事ができるでしょう。ここである程度のテーマを理解したら、導入部分であるintroductionや結論が記述されたconclusionを読んでみましょう。導入部分には、この研究目的が記述されていることが多々ありますので、先に読んでおくことをおすすめします。それから結論ですが、こちらも先に読んでおくとよいでしょう。この部分には著者の主張が書かれていますので、この先読み進めていった際に論文の軸を把握しながら進める事ができます。

このように、最初から順番に読むのではなく、ポイントが書かれている読みやすい部分から取り掛かる事で、早く全体の内容を掴む事が可能になりますし、隅々まで読む必要があるのか、それとも各ポイントを把握すれば良い内容なのかという判断を先にする事もできますので、abstractから手を付けることをおすすめします。

論文のキーワードを探そう

論文全体の雰囲気を掴む事ができたら、次はキーとなる言葉をしっかりと探しておきましょう。これがわかっているのといないのとでは、読み進めていく上で大きく差が出てきます。キーワードについても、やはり要約部分に記述されいる事が多くあります。もしくは導入部分に記述があるかもしれません。どちらにしても、意外と前半部分は同じような記述が続く場合がありますが、後半に実践した内容や研究内容に関して書かれている事が多く見受けられます。Studyという単語の後に来る内容が、重要なキーワードとなってきます。

そして、このキーワードが出てくる文章は、重要な事柄や、著者の主張が書かれているという事が言えます。このように、詳細に隅から隅まで理解をする必要はないのです。実際に重要となるポイントがしっかり掴めてさえいれば、ちょっとした文章の内容は理解できていなくてもさほど気にする必要はないでしょう。そして、ポイントを確認できたら、図や表が登場する部分を見ておきましょう。この部分には、著者の主張がたくさん盛り込まれている、メインの部分とも言えます。図や表が出ている前後には、その主張がはっきりと記述されているはずなので、キーワードを元にして紐解いていくとよいでしょう。

また、tableなど、図や表の引用されている文章をあらかじめチェックしておくと、読み進めるうえで重要な主張を見逃さずに済むでしょう。このように、著者の主張を最初のタイミングでしっかりと理解できていないと、先に読み進めていっても頭がこんがらがってしまうだけです。重要ポイントとなる単語をしっかりと把握しておくことが、英語論文を読む上での成功のカギになると言えるでしょう。

英英辞典を利用するようにしよう

要約等を読み進めていって、この英語論文を細かく読み進めると決めたら、紙ベースで用意しましょう。そして、書き込めるように準備をします。書き込むことはとても大切です。後から見返した時に、同じ作業を繰り返さないですみます。では、日本語に直していきましょう、と言いたいところですが、英単語をすべて日本語に和訳してしまうとちょっとした意味のずれや、文面からすると全然違う意味になる場合も出てきます。どうしても専門的な用語で、英語で紹介されていても理解できない場合は仕方ないのですが、基本的には英英辞典をメインに内容を理解していく事をおすすめします。英和辞典の場合、複数の意味を持つ単語の場合は特に、文脈によって日本語訳が大きく変わってきてしまう可能性があります。

英英辞典であれば、同じ英語を使って単語を説明しているので、誤った理解のまま読み進めてしまう可能性は少なくなりますし、いちいち日本語に直して理解するよりも、英語独特のニュアンスを理解するのも早いでしょう。使用する英英辞典ですが、なるべく例文が多く掲載されているものだとイメージがつかみやすいと思います。そして、調べた内容はどんどん書き込んでいきましょう。

また、同じタイミングでExcelなどに落とし込んでいくという作業を盛り込んでも良いと思います。さっき調べたけど、どこに書いたかわからなくなってしまった場合などにも役立ちますし、他の論文を読んでいく際の参考にすることもでき、数をこなしていけば読む時間の短縮にもつなげられます。

まとめ

論文を読みこむという作業は日本語であっても英語であっても、なかなか気が重いと感じてしまいがちですが、書いてある内容をすべて細かく読み込む必要はない、という事はおわかりいただけたでしょうか。重要なのは、著者が主張したい事がどういった事なのかという、メインテーマをしっかりと把握し、ポイントを掴む事です。この読み方を参考にしていただき、読む回数が増えていけば、自然とスムーズに読む事が出来るようになっているでしょう。

TOPへ戻る