上手に活かそう、英文校正サービス

公開日:2018.03.25
最終更新日:2023.09.06

サービスを利用する前に自分でチェックすべき事がどのような事でしょうか。英文として成立させる為に必要な事は何でしょう。また、納品されたらどこをチェックしたらよいのでしょうか。次につながるように英文校正サービスを利用するには、どこに注意し作業をする事が重要なのか、そのポイントをいくつかまとめました。論文をステップアップさせるコツ、少しでも参考になさってください。

 

校正に出す前に徹底的に見直しをすること

学校の定期テストや試験でも見直しは大事ですよ、と言われていましたよね。同様に校正を依頼する前もしっかりと見直しをしましょう。序論から始まり、本論、結論までの流れが出来ていること、あいまいな表現がなされていないかというところはまずチェックすべき箇所です。また、英単語には日本語と違い、複数の意味合いを持つ言葉が多数あります。

このような単語が適正に使用できているかというところも、英語での論文を作成する際には重要なポイントとなります。誤った使用をする事で、まったく違った意味の文章になってしまう可能性も考えられるからです。そのような事があると、最終的に英文校正を依頼した場合に、せっかくサービスを依頼しても、まったく意味のない結果になってしまいます。英語での文法と日本語の文法を理解し、正確に記述することも必要です。日本語では主語を明記することがかなり少ないのですが、英語を含め他の言語では、主語がないと成り立たない言語が多数あるのです。日本語に慣れすぎて、主語を省略するような事があると、文章そのものがとてもあいまいなものになってしまいます。

また、英語では時制の感覚が日本語とは違うばかりでなく、それ自体がとても重要な役割を持っています。とても細かく時制をわける言語なので、参考資料等から引用する場合等にもとても重要なポイントになってきます。それに、時制を正しく使用することで論文の研究内容自体の時系列を守る役割も担ってくれます。日本語と英語の文法の違いをしっかりと理解した上で、論文としての規定があるのですから、細心の注意を払う必要があります。

この言語の違いを使い分けて作成できていないと、高額な費用を支払って英文校正のサービスを利用しても何の意味もなくなってしまいすので、注意しましょう。

 

不明な点は解決するまで質問をする

英文での論文の執筆が済み、出来る限りの見直しが終わったら、英文校正サービスを早速利用しましょう。そして納品されたら、隅々までチェックをします。原文と納品後の文章に大きく意味の違ってしまっている箇所がないか、細かく確認をしましょう。少しでもわからない点や不明な点が見つかったら、迷わず質問をしましょう。原文の意図にそぐわない内容に校正されていては何の意味もありませんし、不完全燃焼なまま論文を提出するわけには、もちろんいきません。こうしたやり取りを通じて校正担当者との間で認識をすり合わせていくことは、論文を書くことと同じぐらい重要なことです。

最近はサービス内容を充実させている校正会社も数多く見受けられるようになりました。納品後の問い合わせに関する期間も、1年と長期にわたって可能な会社もあります。再提出を求められた場合にも対応できるようにとの配慮からきているかもしれませんが、充実したアフターサービスを選んだ場合、目一杯活用し、自身の論文をしっかりと完成させていきたいものです。

また、問い合わせや質問は何度でも無料だけれども、再校正に関してはオプション料金が発生する会社もあります。こういった場合は、尚更質問することである程度の内容を理解し、ここぞという必要な場面で再校正の依頼ができると費用対効果もアップしますよね。実際に校正を担当した方へ直接質問ができるサービスを展開している会社もありますので、内容の意図が不明だった場合などは、そのようなサービスがあると大変便利です。そういった質問を繰りかえす事で、実際の論文にも新たな発見や修正点を見つけられる可能性もあります。そういった意味でも、繰り返し質問し、論文を更により良いものに仕上げていく姿勢はとても大切です。

 

繰り返し校正をしてもらうことでブラッシュアップさせていこう

費用はかかりますが、英語での論文を作成した場合、毎回校正サービスを利用することをおすすめします。依頼前に徹底的に見直しはしていても、自分で見直すには限界があり、ましては英語ネイティブでなければ、その英語の使用方法に関して間違っている場合もあるでしょう。英語の論文を作成する機会が増えていくと作成する事には慣れていき、英語を使用する事に対しても抵抗がなくなってきて、以前のように時をかけずに執筆ができるようになるでしょう。

でも、そんな時が注意しなくてはならないポイントでもあります。慣れてきた時こそ、凡ミスをする可能性も高くなります。また、毎回校正サービスを依頼する事で、気づかなかった英文法の使用方法や、新しい使い方に出会えるチャンスも発生します。そして、不明な点を毎回クリアにすることで、論文を作成する力に合わせて、更に新しい英語の知識を得る事も出来るのです。

人は自分で作成したものへのチェック機能というのはあまり強くなく、初めて見たものに関しての方が気づく能力も高まります。慣れてきたからといって、サービスを利用せず論文を提出する事はとてももったいない事だと思いませんか。せっかくの研究結果が、そのような簡単なミス等によって台無しになる可能性すらあるのです。また、校正された原稿を細部にわたって読み込み、しっかり確認していく事、そしてわからない点については、何度でも問い合わせをして解決していく事こそが、自分の英語力のアップにつながる事は言うまでもありません。

英文校正をするエディターは英語のプロでもあり、その道の専門家集団でもあるのです。このような人々に見てもらえるのですから、費用がかかってでも利用しない手はありません。

 

まとめ

人に見てもらえるからといって、元の英訳を簡単に済ませてしまっては何の意味もありません。依頼するからには、自分の考えを英語でもしっかり伝えられているか、正しい単語を使用できているかなどの確認が大切です。納品された論文も、そのまま提出するのではなく、更に読み込んで理解を深め、不明な点については解決できるまで問い合わせする作業をいとわない事もとても重要です。英文校正サービスの利用において、校正担当者との綿密なやり取りは論文の出来を決める重要なポイントとなりますので、最新の注意を払いましょう。

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