英語論文を投稿するためには投稿規程を必ずチェック

投稿規定という言葉はこれまでも何度か出てきましたが、いまいちピンと来ないと感じている方も多いのではないでしょうか。

改めて英語論文における規定について詳しく学んでいきましょう。投稿規定とは何なのか、規定を守らないと論文はどうなってしまうのか、疑問点も含めて詳しく紹介していきたいと思います。

そもそも投稿規程ってなに?

では、投稿規定についてから説明していきたいと思います。前述でも説明している箇所があるので、重複するかもしれませんが、論文を書く上で外せないことなのでより詳しく説明していきます。

まず、一言に論文と言っても、論文にはいくつかの種類があります。一番身近なところですと、大学在学中に作成する卒業論文のその一種です。それぞれテーマが決められており、担当教授の指示のもとそれぞれ作成した記憶がある方もいると思います。その時にことを思い出してほしいのですが、何かしら決まり事があったのではないでしょうか。原稿用紙は何枚以上で、このような言葉を使ったり表現してはいけないとか、逆に必ず入れるワードを指示されたりといったことはなかったでしょうか。それらを無視して提出すると容赦なく返却された、という経験がある方もいると思います。

大学時代に指示されたその卒論の決まりごとを、もっと一般的に細かくしたものが投稿規定です。社会に出てから投稿する論文にはいくつか種類があります。専門分野に関することが一般的ですが、専門の学会等で発表するためのもの、または学術雑誌へ掲載するために作成されたもの、大まかに分けると投稿先はこちらの二種類になります。学会で発表するものをプロシ―ディング、学術雑誌掲載のものをジャーナルと呼んでいます。他にもレターやレビューと呼ばれる形式の論文も存在します。

このようにいくつか種類がある中で、実は全ての種類に細かい規定が定められているのです。それが投稿規定です。英語の形式はもちろんのこと、文字のフォントや大きさ、書式、テンプレートの使用可否、挿入できる画像の種類まで、事細かに指定されます。ここを読んでいるだけで面倒そうだと感じる方も多いと思いますが、共通ルールとして認識せざるを得ない規定なのです。では、もし、その規定を破ってしまった場合は、どのような扱いになるのでしょうか。

投稿規程が守られていなければ受理すらしてもらえない

投稿規定については、いくらか理解いただけたと同時に、きちんと守って作成できるのか不安に感じた方が多いと思います。そんなに細かい規定ですから、どれかひとつくらい見落としてしまいそうな気がします。

では、そんな投稿規定を破ってしまった場合は、その英語論部はどうなってしまうのでしょうか。結論から申し上げますと、大変残念なことに受付すらしてもらえず返却される結果となってしまいます。たった一箇所破ってしまっただけでも?と驚いている方も多いと思いますが、たったの一箇所でも受理してもらえないのです。それだけ投稿規定は論文界隈では大切なルールだということになります。

そもそもなぜ投稿規定は必要なのでしょうか。日本に限らず、世界中で論文が飛び交っている状態です。内容を認めてもらえれば自分の出世に繋がったり、知名度を上げることに繋がったり、何かしら自分の得意分野を広げる大きなチャンスへと繋がるのです。自分の論文が世間に認められるということは大きな成功のひとつです。そのため、たくさんの人が様々な研究や開発を繰り返し、結果を出すために日々がんばっています。

そんな多くの人々が好き勝手に論文を書いてしまっては公平性が保てなくなるのです。読みやすい文書、読みづらい文書の違いは、文章や表現力の問題もありますが、文字の大きさや見やすさ、まとまり具合なども関係してきます。誰もが読みやすいように書式や形式等を統一し、みんなを同じスタートラインに立たせるために投稿規定は必要なのです。

ですので、規定を守らない行為は一人だけスタートラインから抜けて目立とうとする行為と同様に扱われてしまいます。せっかく苦労をして作成しても、規定を守らなかっただけで受理してもらえなかったら、それはただの時間と労力の無駄です。面倒でもきちんと守るようにしましょう。

細部までしっかりとルールを守って書くことが重要

とにかく投稿規定は特殊です。ジャーナルによって異なりますし、投稿先の分野によっても異なります。一旦書きあげてからチェックすることも必要ですが、チェックした後に気付いても修正するのにかなりの手間を要することもあります。作成に取り掛かる前に事前準備をしっかりし、準備を完璧にしてから作成作業に入りましょう。そして作成中も入念に確認しながら、書き続けることが大切です。

まず事前準備ですが、細部まで規定を確認する作業から始めてください。もちろん一度で覚えきれないと思いますので、メモなどにして全て書きだしてみましょう。それらを上から順番に確認し、今からできることは早速実行します。例えば、文字のフォーマットが指定されていれば指定通りのフォーマットにすぐ変えてください。また、使用できる記号やテンプレートについても確認しておくと書きやすくなるでしょう。自分で確認する暇などない、という方はインターネットでサンプルを探してみる、というのもひとつの方法です。ジャーナルや分野に合わせて、無料サンプルを閲覧することができます。そのサンプルを参考にすればレイアウトや書式などを含めた全体の原稿が把握しやすくなるでしょう。

投稿規定を記載したメモを見ながら原稿を作成し、無事に完了した後は入念なチェック作業が待っています。原稿と規定を照らし合わせながら細かくチェックしていきましょう。パソコンの画面を使ってチェックするよりも、一度プリントアウトして書面同士で確認する方がやりやすいと思います。自分で確認して大丈夫だと思っても、見落としている可能性は十分にあります。最終チェックは英文校正のプロにお任せするのもおすすめです。

まとめ

論文を作成する上で、規定を守ることは必須です。他の人との足並みを揃えるためにも必要なことなのです。面倒だと感じるとは思いますが、全員に共通したルールであり、少しでも破ってしまえば査読すらしてもらえない厳しい規定です。論文を通して叶えたい仕事や夢があるなら必ず守るようにしましょう。

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