英語論文を書くときにチェックすべき3つのポイント

英文を校正する流れや仕組みなどについては、これまでの説明でだいぶ理解が深まったことと思います。ですが、校正方法に詳しくなっても肝心の英語論文の書き方が曖昧では意味がありません。

今回は英語での論文の書き方について、三つのポイントに絞って詳しく紹介していきたいと思います。校正を依頼する前に、ある程度自分で形となるものを書けるように覚えておきましょう。

あいまいな文章になっていないか

大学や大学院を卒業した方であれば、英語を使った論文を書いたり、レポートを作成したという経験があると思います。学生時代に作成したものとではレベルが違うと思うかもしれませんが、基本的には注意すべき点や書き方は同じです。

まずは何を伝えたいのかを明確にしなければいけません。難しい言い回しや文法を使えば、何となくレベルの高い文章であると思い込んでいる方もたまにいますが、どんな書面であろうと曖昧で分かりづらい文章のものは相手の読む気を失せさせます。伝いたいテーマを明確にし、目的に対して何事も分かりやすい文章で書き進めることが最初のポイントです。

分かりやすい文章で、と言われてもどのように分かりやすく書けばいいのか迷ってしまう方もいると思います。まずは序論から書き始めることをおすすめします。序論とは、その本文のテーマや目的についての紹介文のようなものです。なぜ今回のテーマを選び、研究するまでに至ったのか、どのような経緯で研究を進め、どのような結論に至ったのかを最初に簡単に説明するところから書き始めるのです。最初に結論まで書いてしまうことに疑問を感じるかもしれませんが、その後に続く本論で経緯については長く説明するので、最初に結論だけ書いてしまった方が読み手は分かりやすいのです。

序論の後は本論です。主張したいことをテーマに沿って詳しく書いていいスペースです。本論では、研究に至るまでの背景や研究方法、参考にした資料の紹介など、結論に至る前の経緯や途中での発見等を書いていいのですが、どうしても脱線しがちです。あくまでもテーマに沿った必要な主張を中心に書くようにしましょう。

最後は結論です。結論は論文全体のまとめの部分です。何のために書いたのか、結果として生まれたものは何なのかを明確に書く必要があります。

文や段落の長さは適切に書かれているか

序論、本論、結論の流れをもとに、それぞれにどんなことを書くのか、最初は箇条書きのような形でまとめてから書いてみるのも効率的かもしれません。箇条書きができたら、そこに文章を肉付けしていけばいいからです。

実際に文章にする場合、英語で気を付けなければいけないのは、基本的な単語、正しいスペルの書き方から、文法や形式など、様々なことに気を付けていかなければいけません。単語ひとつにしても、複数の意味を持つものや、意味の幅が広すぎるものもあるため、的確な単語を使わなければ全く違う意味になってしまうという恐れもあるのです。不安な場合は必ず辞書などで調べるようにしましょう。

文法についても同様です。まず日本語の文法とは全く異なるので、どうしても英語に慣れるまでは間違えてしまいやすいのです。他にもアメリカ形式なのかイギリス形式なのかでも異なってくる部分もあるので、やはり辞書は手離せないでしょう。

そして、文章の長さや段落についても注意して書くようにしてください。日本語でも同様のことですが、あまりにも一つの段落が長すぎる文章は好ましくありませんし、何が言いたいのかが不明確になってしまう可能性があります。文章は曖昧な表現を避けて、明確にする必要があります。なるべく分かりやすく、読む人が長さを感じない程度に段落や文章をまとめて書くようにしましょう。

また、こちらも日本語と英語とで異なる部分なのですが、主語と述語をはっきりと書くことも大切です。主語と述語の明記は日本語ではあまり見られませんが、英語では一般的な書き方です。日本語のくせで省略してしまうと、一気に曖昧な文章へと変わってしまいます。主語と述語を意識して書くことも忘れないでください。

時制は正しく使われているかは英文において非常に重要

次に大切なポイントは時制を正しく使うことです。まずは時制についてから説明したいと思います。

英文法において、時制は重要視されています。時制とは、いつの出来ごと、物事を話しているのかを表す方法と言えます。例えば、今現在水を飲んでいるのか、既に飲んだのか、これから飲もうと思っているのか、現在形や過去形、未来形のことです。

英文法では動詞の形を変えることで過去、現在、未来の時制を表現しています。この時制を正しく使うことも論文を書く上で重要なポイントなのです。

ですが、論文における時制のルールは少し異なっています。一般的に使われるものは、深く考えずに真実通りに使えば問題ないのですが、それを論文に当てはめて書こうとするとほとんどが過去形になってしまいます。研究したことも結果が出たことも、それまでの経緯も全て過去に起こったことを記載するからです。ですが、その書き方は好ましくありません。それでは単なる日記のような文章になってしまいます。論文での時制ルールは、確実な根拠があって真実とされる物事には現在形を使用し、特定の事実に関しては過去形もしくはそれぞれに見合った時制を使用することになっています。ですので、気を付けるべきは「根拠のある真実」を書く場合です。参考資料に書かれてある研究結果を引用する際などに気を付けなければいけません。その他はありのままの時制を使って表現すれば大丈夫でしょう。

時制を正しく使用すると同時に、時系列を守って順番通りに書くということも重要です。序論については、最初の紹介文なので読み手をわくわくさせるような展開へ運ぶような書き方でも問題ありませんが、本論と結論についてはいかに理解しやすいように書くかがポイントです。時系列がばらばらになって混乱させないように、順序を決めてから書くようしましょう。

まとめ

英語には独自の文法がある上に、論文としてのルールもあるのですから、書く時は細心の注意を払わなければいけません。曖昧な書き方をしない、序論、本論、結論の順番で書く、時制ルールを守る、時系列順に書く、そして読んで分かりやすい文章を心掛ける、それらのことを踏まえていれば、いい論文が書けるはずです。

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