英文校正業者の選び方と比較する際のチェックポイント

英文校正業者を選び間違えると、費用が必要以上にかかってしまったり、納得のいく英文校正サービスが受けられなかったりするので、英文校正業者選びはとても重要です。
しかし、初めて英文校正業者を利用する方は、英文校正業者の数が多くて、選び方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方たちのために、ここでは英文校正業者の選び方について、詳しく解説していきます。
英文校正業者を選ぶ時のチェックポイント
英文校正業者の選び方がわからないのは、 英文校正業者を選ぶ際に何を基準に選んだら良いのかがわかっていないからというのがほとんどです。
反対にいえば、英文校正業者を選ぶ時のポイントさえわかれば、自分に合った英文校正業者が選びやすくなります。
英文校正業者の選び方がわからないという方は、次のポイントをチェックしてみてください。
英文校正業者の規模と実績
インターネットで「英文校正業者」で検索すれば、簡単に複数の英文校正業者を見つけることができます。
英文校正業者として有名な大手の構成業者もあれば、中小企業や個人の英文校正者などさまざまです。
英文校正業者は、大手であれば必ずしも良いというわけではありません。
英文校正業者には大事な原稿や論文を預けるのですから、情報が漏洩したりすることがないように、英語校正サービスの実績が豊富にあり、セキュリティや安全対策をしっかりと行っている英文校正業者が安心です。
そのため、セキュリティ対策やこれまでの実績について、ホームページ等で確認してみましょう。
在籍している校正者の経歴と得意分野
英文校正者には、それぞれ得意分野があります。
そのため、有名な大手の英文校正業者でも、依頼したい分野を得意とする英文校正者がいないこともあります。
英文校正業者の多くは、ホームページに在籍している校正者の経歴と得意分野を掲載しているので、見積りを依頼する前にチェックしておきましょう。
特殊な分野になると大手よりもその分野に特化した中小企業や個人の英文校正者のほうがより良いサービスを受けられることもあります。
依頼したい分野の専門家をなかなか見つけられない場合は、中小企業や個人の英文校正業者も視野に入れて探してみてください。
料金プランの種類と納期
英文校正業者の選び方で、次に重要になるのが料金プランと納期です。
英文校正の料金は、「1ワード〇〇円 納期◯日」となっており、納期が早くなればなるほど料金が高くなるのが一般的です。
英文校正サービスといっても英語を正しく直すだけのものと、文章全体のクオリティまで上げてくれるものがあります。
英文校正業者はそれぞれ複数のプランを用意しているので、自分にあった料金プランがある英語校正業者を選ぶと良いでしょう。
納期を急いでいる場合は、土日祝日に対応している英文校正業者や短い納期でも対応可能なプランがある英文校正業者がおすすめです。
保証内容と付帯サービス
さまざまな事情から原稿や論文に修正を入れたり、書き直しをしなくてはならなくなったりした場合、再校正が必要になります。
そのため、英文校正業者を選ぶ際は、再校正をしてくれるかがとても重要なポイント。
再校正を無料で365日再校正を行っているところもあれば、有料だったり回数が制限されていたりと、英文校正業者によって異なります。
付帯サービスとしては再校正以外に、「カバーレター作成」「アブストラクト作成」「校正者への質問」「原稿評価カルテ」などがあります。
保証や付帯サービスは有料オプションで追加料金が発生する可能性もありますから、サービス内容だけでなく料金も確認しておくことも大切です。
英文校正業者の選び方と大まかな流れ
英文校正業者に校正を依頼するまでの流れと、気をつけておきたいポイントを簡単にご説明します。
英文校正業者の情報を収集する
英文校正業者の情報は、インターネットで「英文校正業者」で検索すれば簡単に収集できます。
さらに各英文校正業者のホームページには、料金プランや英文校正者の経歴だけでなく、英文校正サンプルなども掲載しているので、できるだけ多くの情報を集めましょう。
相見積もりを依頼する
英文校正を依頼したい英文校正業者が見つかったら、見積りを依頼します。
見積りは、英文校正業者のホームページから依頼することが可能で、より正確な見積り金額を得るために、以下のことを伝えておくと良いです。
- 依頼する内容(英語のチェックのみなど)
- 英文校正を依頼する原稿のジャンル
- 原稿のボリューム(文字数やページ数)
- 予算
- 納期
1社だけではその見積り金額が高いのか安いのか判断できないので、複数の英文校正業者に見積りを依頼するのもポイントです。
見積書を確認して依頼するか決める
見積書が届いたら金額だけでなく、納期、付帯サービス、保証内容などすべて比較して、依頼する英文校正業者を選びます。
金額が予想以上に高かったり、満足の行くサービス内容になっていなかったりした場合は断ることも可能です。
ただし、断るにしてもそのまま放置するのではなく、マナーとして今回は仕事を依頼しない旨を伝えておきましょう。
最終的に英文校正業者を選ぶ時の注意点
では最後に、英文校正業者を選ぶときの注意点をご説明いたします。
主な注意点は、次の3つです。
金額だけで業者を選ばない
英語の原稿の校正は、文章の内容や長さによっては20万円以上してしまうことがあるので、少しでも安い英文校正業者に依頼したいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、安くてもクオリティが低かったら、再度校正を依頼して時間がかかってしまったり、追加料金がかかってしまったりしては意味がありません。
金額の高いところが必ずしも品質が良いというわけでもないため、最終的には英文校正業者の実績やサービス内容、見積もり依頼時の対応の様子などで選ぶことをおすすめします。
口コミ情報や比較サイトも参考にする
英文校正業者のホームページは、宣伝を目的としているので、基本的に良いことしか書いてありません。
英文校正業者のサービスの良し悪しは、実際に利用した人が一番よく知っていますから、口コミ情報も参考にすることも大切です。
英文校正業者の比較サイトには、複数の英文校正業者の情報が掲載されているので、英文校正業者のサービスを比較しやすく便利です。
担当者の対応の良し悪しもチェックする
小さな英文校正業者であれば、英文校正者と直接やり取りするかもしれませんが、大手の英文校正業者になるとやり取りは営業担当者と行うことも多いです。
どんなに優秀な英文校正者に依頼できても、営業担当者の対応が悪いとやり取りに時間がかかってしまいます。
質問に対して明確な答えをしてくれなかったり、レスポンスが遅かったりする場合は、担当者を変えてもらうか他の業者を選んだほうが良いでしょう。
おすすめの英文校正業者5社
英文校正業者の選び方を解説いたしましたが、初めて英文校正を依頼する方は自分で選ぶ自信がないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、英文校正業者の選び方がよくわからないという方のために、おすすめの英文校正業者を5社ご紹介いたします。
エダンズ
専門分野に精通したネイティブが校正するというクオリティ面はもちろんのこと、通常の「エキスパート英文校正」でも納期は2営業日というスピーディなサービスが特徴です。
MY edanz プレミアム(年間3,000円)に登録すると、プレミアム会員価格が適用され、通常価格よりも約1円/ワードお得になります。
また、1回目の校正原稿返却後60日以内であれば、2回目の校正は無料で受けられるので、安心です。
会社名 | Edanz(エダンズ) |
公式サイトURL | https://jp.edanz.com/ |
専門分野 | 医学論文校正および科学分野を含む全分野 |
価格 | 通常 16.5円(税込) ※会員価格15.4円(税込) |
納期 | 2営業日 ※エクスプレスであれな1営業日 |
株式会社テキスト(text)
心理学分野に特化した英文校正業者です。
心理学は複数の分野に細分化されますが、博士号を取得している英語校正者が担当するので、安心して英語校正を依頼できます。
料金プランは「一般英文校閲サービス」と「心理学、社会学、精神医学、核医学分野の学術論文校正」から選択でき、「一般英文校閲サービス」は1ワードあたり6.6円と大変リーズナブルです。
ジャーナルに投稿する論文だけでなく、その他の英文校正サービスも視野に入れている場合は使い分けがしやすいでしょう。
会社名 | 株式会社テキスト(text) |
公式サイトURL | https://www.text-edit.com/ |
専門分野 | 心理学、精神医学、核医学、 医学的イメージング、社会学、 文化人類学 |
価格 (1ワードあたり) | 6.60円(税込) ※学術論文の校正は12.65円(税込、5営業日) |
納期 | 5営業日 |
IRIS(アイリス)
米国オレゴン州にある英文校正業者で、代表兼筆頭校正者のローズマリー・モリソン氏は日本に10年在住した経験があり、英文校正のキャリアは30年です。
日本人が書く英語論文の校正実績が豊富なので、日本人にありがちな癖も熟知しています。
専門分野は多岐に渡りますが、なかでも「人文科学」「社会科学」「自然科学」といったリベラルアーツを得意としています。
大学関係者、研究機関、国際会議運営会社などの英語校正を行った実績があり、最短即日での納品が可能です。
会社名 | IRIS(アイリス) |
公式サイトURL | https://i-iris.com/ |
専門分野 | 人文科学、社会科学、自然科学、考古学、芸術など |
価格 (1ワードあたり) | スタンダード英文校正・ベーシックプラン:7円~ |
納期 | 原稿の文字数によって変わる 例)スタンダード英文校正・ベーシックプランで3000ワードの原稿の場合、4営業日 |
エスシーアイランゲージ
科学技術分野を得意とした英文校正業者です。
専門知識のあるネイティブスピーカーが英語校正を行うので、医学、医療、薬学分野、人文学、経済学、社会学など幅広い分野の英文校正を依頼することができます。
英文校正だけでなく、ヨーロッパ各国およびアジア各国の翻訳、通訳、文字起こしなども行っているので、コミュニケーションに関わるトータル的なサポートを依頼することが可能です。
会社名 | エスシーアイランゲージ |
公式サイトURL | https://www.scientific-language.co.jp/ |
専門分野 | 総合人文社会、人文学、社会科学、総合理工、数物系科学など |
価格 (1ワードあたり) | 13.2円(税込) ※最低料金4,950円(税込) |
納期 | 原稿の文字数によって変わる 1000ワード未満 2営業日 3000ワード程度 3営業日 5000ワード程度 4営業日 7000ワード程度 5営業日 7000ワード以上 6営業日~ |
ケンブリッジ・イングリッシュ・コレクション・サービス
専門性の高い英語校正はもちろんのこと、エッセイ、大学受験の英作文添削など幅広いサービスの提供を行っています。
創業は2011年で比較的歴史は浅いですが、東京大学、京都大学、筑波大学、慶応大学、立教大学などの日本の主要な大学や研究所の英文校正を行った実績があります。
オフィスはタイにありますが、英語校正者がアメリカ、ニュージーランドにも在住しているため、昼夜問わず対応しているのが特徴です。
文字数により納期が前後しますが、1ワードあたり4.5円という、リーズナブルな価格設定になっています。
会社名 | ケンブリッジ・イングリッシュ・コレクション・サービス |
公式サイトURL | https://cambridge-correction.com/ |
専門分野 | 全般 ※専門性がかなり高いなど、引き受けできない場合も有 |
価格 (1ワードあたり) | 通常サービス:4.5円/単語 ※特急サービスは50%増し ※タイの会社のため消費税はかかりません |
納期 | 原稿の文字数によって変わる 2500ワード未満 3営業日 2501~5000 ワード 6営業日 5001~7500 ワード 9営業日 7501~10000 ワード 12営業日 10001~12500 ワード 15営業日 12501 ワード~ 要問合せ |
まとめ
今回は、英語校正業者の選び方と比較する際のチェックポイントについて解説いたしました。
英文校正業者の選び方を誤ると、再校正に追加料金が発生したり、納期が遅れて期限に間に合わなかったりするだけでなく、質が悪くジャーナルに投稿できなくなることもあるのでご注意ください。
英語校正業者を選ぶ際は、値段よりも依頼する原稿の専門分野に対応している英語校正者が何よりも重要。
ポイントさえしっかりと押さえていれば、信頼できる英語校正業者を見つけることは可能です。
英語校正業者の選び方がわからないという方は、ここでご紹介いたしましたポイントやおすすめの英語校正業者をぜひ参考にしてみてください。