気軽に使える!おすすめの無料英文校正ツール

公開日:2023.04.14
最終更新日:2023.08.09

論文など英文作成を行ううえで、自身の制作した英文が正しいのか不安になることが多いと思います。

英文校正ツールは発展したAI技術を駆使し、自動で英語のスペルチェックや文法の間違いの確認が可能なため、使用する人も増えてきました。

様々な企業がシステムを提供する中から、初めてでも簡単に使用できるおすすめの英文校正ツールをご紹介していきます。

英文校正ツールの機能

英文校正ツールで使用できる機能は、システムを提供する企業によっても様々です。

英文校正ツールの主な機能についてまずは確認していきましょう。

文法やスペルのチェック

英文校正ツールの主軸となる機能では文法やスペルが間違っていないか、自動でチェックする機能が挙げられます。

ケアレスミスを防ぐことに役立ち、論文の質を高めることが可能です。

不要な単語の自動検出、削除

英文校正ツールは単語の必要性を確認する機能もあります。

日本人は冠詞や定冠詞を多用してしまう傾向にあるため、英文校正ツールで不要な言葉を検出し、自動で削除してくれる機能は大いに役立ちます。

自然な言葉遣いへ修正

英文校正ツールは基本的に英語圏で作成されています。

本場の正しい文章や言い回しをツールに搭載されているので、ネイティブの自然な文章に修正することも可能です。

学習機能による校正精度の向上

AIを搭載している英文校正ツールは校正を繰り返す度に精度が上がっていくのも特徴です。
学習機能があり自動で翻訳するツールに比べ精度が高く、より正しい英文に修正することができます。

無料と有料の違いについて

英文校正ツールは無料で使えるものが多いですが、有料のみ使用できる機能もあります。

無料版と有料版の違いについて確認していきましょう。

無料版英文校正ツールの特徴

無料版の英文校正ツールは気軽に英文のチェックができるのが特徴です。

無料版はWeb上で公開されていることも多く、会員登録など必要なく利用できるとあって、より気軽に試せます。

英文が正しいか気になった際にすぐに確認できるため、多くの人が利用しています。

有料版英文校正ツールの特徴

有料版は無料版に比べて校正、スペルチェックの精度が向上していることが特徴です。
無料版では使用できない高度な機能が提供されており、より正確な文章へと修正できます。

料金が発生し会員登録が必ず必要になるのも特徴です。

それぞれのメリットとデメリット

利用者の目的にもよりますが無料版と有料版のメリットやデメリットは異なります。
それぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

無料版のメリット

無料版のメリットは料金が発生せずに使用できる点です。
無料で気軽にお試しができ、初めて英文校正ツールを使用する人におすすめです。

無料でも最低限の機能が揃っていることが多く、簡単な英文の確認であれば無料版にある機能だけで修正が可能となります。

無料版のデメリット

無料版は料金が発生しない代わりに機能が制限されています。

細かな文法チェックや間違いに対する説明などがないので、英文スキル向上の目的としては適していないといえます。

また、無料版はセキュリティ面で不安が残る場合もあります。
文章の漏洩などを気にする場合はセキュリティの高いツールを選ぶことが重要です。

有料版のメリット

機能が制限されている無料版に比べ、様々な機能が使えるのがメリットです。

追加される機能は提供元企業によって異なりますが、文法やスペルミス以外に同じ単語の使いすぎを指摘できる機能や曖昧な表現を指摘できる機能があり、より正確に英文の修正ができます。

有料版のデメリット

英語初心者の方や軽く英文チェックを行いたい場合は、無料版の機能で十分なケースがほとんどで、利用しない機能分の料金を払うと損をしてしまいます。

月額制では頻繁に利用しない場合は機能を持て余してしまい、かえって余分な料金を払うことになり注意が必要です。

目的に合わせた英文校正ツールの選び方

英文校正ツールを使用する際に無料版か有料版か悩む方も多いと思います。

目的によって必要となる機能が異なり、無料版と有料版のどちらを使用するか見極めることが大切です。

目的に合わせた英文校正ツールの選び方について見ていきましょう。

無料版の英文校正ツールで十分な場面

文法ミスやスペルミスなどの基本的なミスを確認したいだけであれば無料版の機能で十分といえます。

英語初心者の方、または英文校正ツールを初めて使用する際は無料版で試しに使ってみると良いでしょう。

できるだけ費用をかけたくない方には無料版がおすすめです。
料金のやり取りもなく、すぐに使用できるので時短にも繋がります。

英文校正ツールは英語圏の国が作成していることで、振り込みや日本特有の電子決済が使用できないケースが多いです。

クレジットカード払い以外は利用できないことがほとんどのため、クレジットカードを持っていない方やWeb上でクレジットカード番号を入力することに懸念がある方は無料版を利用しましょう。

有料版を使用した方が良い場合

留学を目指している場合や高いレベルの英語を求める場合は有料版がおすすめです。
精度の高いチェックが可能で英語スキル向上目的にも利用できます。

間違いに対する説明や文章の内容に関するアドバイスを求める場合は有料版を使用しましょう。
また、英文チェック以外に様々な便利機能が使用できるのも有料版の特徴です。

有料版ではキーボードで打ち込んだ文章から校正を行ってくれる便利な拡張機能も存在し、文章作成と並行して確認したい人におすすめです。

ただし、提供会社によっては有料の機能が無料で使用できる場合もあるため、利用する前にしっかり確認しておきましょう。

おすすめ英文校正ツール8選

無料で利用できるおすすめの英文校正ツールをご紹介します。

それぞれのツールの特徴、メリットやデメリットを確認して、自身に合った英文校正ツールを見つけましょう。

1Checker(ワンチェッカー)

ケンブリッジ大学出身の中国人チームによって開発されたツールで、文法やスペル、文章構成の問題を指摘してくれる英文校正ツールです。

WindowsやMacに対応しており、プラグイン機能としてインストールして使用するのが特徴。

より適切な単語の提案、辞書や翻訳の機能など他サービスでは有料のみ利用できる機能が無料になっています。

使い方もシンプルで分かりやすく、簡単にチェックができるのも特徴です。

【メリット】

  • 有料機能がなく、完全無料で利用可能
  • 他サービスでは有料になっている機能も無料で使用できる

【デメリット】

  • ブラウザにインストールできない
  • 校正の正確性が少し低く、受動態や文章スタイルについてはあまり期待できない

Grammarly(グラマリー)

英文校正ツールの中で知名度が高く、利用者も多いのが特徴です。

無料版でも文法、スペル、句読点に対して自動で精度の高いチェックが可能で、英語初心者にも使いやすいインターフェイスも人気の理由となります。

パソコンだけでなく、スマホアプリもあり、より気軽に使用できるのも強みです。

【メリット】

  • 無料版でも精度の高いチェックが可能
  • 学術からビジネスまで幅広いジャンルの英文チェックができる
  • ブラウザのプラグインからパソコン用のアプリ、スマホアプリまで充実している

【デメリット】

  • 英語以外の言語に対応していないため、日本語も非対応
  • 専門性の高い文章のチェックが少し苦手で、無料版では校正できる範囲が制限されている
  • 有料版の料金が高めに設定されている

QuillBot

表現や言い回しをより適切なものに変えることに特化した英文校正ツールです。
表現力を向上させるために大いに役立ち、英文にさらなる磨きをかけられます。

文章チェックや要約機能など基本機能が揃っており、無料版で同義語や言い換え、文章チェックが何度も利用できるのが強みです。

【メリット】

  • 有料機能であることが多い言い換え機能を無料で使用できる
  • 間違いを一括で修正できる機能もあり、時短に繋がる

【デメリット】

  • 提示されるのは修正案のみで間違いに対する説明がない
  • 言い換えや要約機能、引用機能など、文章チェック以上の機能も豊富にある分、使いこなすのが少し難しい

After the Deadline

ブラウザの拡張機能が豊富で、様々なブラウザに対応しているのが魅力の英文校正ツールです。
個人利用は無料、自動で間違い部分を下線で表示し間違いについての説明もしてくれます。

【メリット】

  • 無料で間違いの説明までしてくれる
  • 様々なブラウザの拡張機能に対応している

【デメリット】

  • 文章チェック機能の精度があまり高くない
  • 正しい文章まで間違いとして指摘してしまうケースがあるので注意

GINGER(ジンジャー)

ブラウザのプラグインをはじめ、パソコンやスマホアプリを豊富に展開している英文校正ツールです。

日本語化されているため、英語初心者の方にも安心して使用でき、文章チェックだけでなく学習ツールとしても役立ちます。

【メリット】

  • 日本語に対応している
  • 基本的な機能はログインなしで使用可能
  • 翻訳、辞書機能など学習に役立つ機能が豊富

【デメリット】

  • 間違い検出精度が限定的
  • 専門性の高い文章には少し不向き

Writefull

学術論文を通じて学習した英文校正ツールで、文法やスペル以外に句読点、スタイル、文書全体ではなく段落ごとの校正が可能です。

文献データベースの検索で、単語やフレーズが論文でどのように使用されていたのか確認できます。
文章の言い換えやタイトルを自動作成する機能もあり、論文作成に特化しているのが魅力です。

【メリット】

  • 学術論文に特化した英文校正ツールで機能も豊富
  • 文献データベースの検索ができる

【デメリット】

  • チェックの精度が高いとはいえない
  • 無料版はチェックする件数に上限がある

HemingwayAPP

文章の読みやすさをスコア化して改善策を提案するシステムが特徴のツールです。
文章をコピペしてスキャンすると改善する箇所にマーカーが付きます。

受動態や副詞、複雑な文構造のチェックに長けていて、適切なアドバイスをくれるのも魅力です。

【メリット】

  • シンプルで使いやすいデザイン
  • ユーザ登録しなくてもオンラインで使用可能

【デメリット】

  • あくまでも提案で間違いをすぐに修正できる機能はない
  • パソコンへのダウンロードは有料

WordRake

不要な単語やフレーズを自動で検出し削除できる英文校正ツールです。

修正したくない部分は削除を拒否する設定をして、元の文章に復元も可能。
パソコンで使用できるWordなどのソフトウェアへの対応も豊富なので安心です。

【メリット】

  • 自動で編集や添削を行ってくれる
  • 不要な単語を削除して、より読者に伝わりやすい文章にすることが可能

【デメリット】

  • 無料は1週間のトライアルのみ
  • パソコンにインストールすることでしか使えない
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