生物学専門の英文校正会社を徹底比較4選
生物学の論文を英語で発表したいなら、英文校正サービスの利用を強くおすすめします。
長い時間をかけて作成した文章の質を落とすことなく英語論文にするためには、生物学を専門的に扱っている英文校正会社に依頼しましょう。
コラムの目次
Edanz(エダンズ)
特徴
Edanzでは、各専門分野に精通したネイティブの校正者が担当します。
Edanzの校正者はただネイティブだからという理由だけではなることはできません。
厳しい基準選定により、ネイティブかつ、各分野の専門家を採用しているのです。
300人以上の専門家の中からお客様の分野にマッチする方が担当し、生物学の中でも特に得意な分野がそれぞれの担当者にあるので、最適な校正者による校正をうけられます。
また、創業の1995年から論文出版サポートにも力を入れており、論文採用率は一般的な英論文釈択率と比べて1.7倍。
論文の英語校正サーブスのパイオニアとして長年にわたり高い評価を得ています。
納期と価格
Edanzではプランは1つのみと、分かりやすい料金プランになっています。
プレミアム会員になれば、1ワードあたり1円安く依頼可能。
年間費3,300円かかりますが、年間を通して英語論文校正依頼の予定がある方には特におすすめです。
通常ですと、納期は5,000ワード未満の原稿で2営業日となっています。
ただし17時以降の依頼は翌日扱いになるので注意しましょう。
急ぎの場合は1営業日での納品も可能ですし、納期までにゆとりがあればその分価格を抑えられるので、その時の状況に応じて納期を伝えましょう。
納期 | 通常価格(税抜) | プレミアム会員価格(税抜) |
---|---|---|
エクスプレス(1営業日) | 21.5円 | 20.5円 |
通常(2営業日) | 16.5円 | 15.5円 |
ゆとり(3営業日) | 12円 | 12円 |
こんな方に特におすすめ
- 生物学専門の英文校正をお探しの方
- 生物学専門の英文校正をお探しの方
- 年間を通して英文校正予定のある方
Edanzは他社よりシンプルな料金設定なため、他社でありがちな「どのプランがいいのかわからない」ということがありません。
多種多用な分野に対応できるEdanzにはもちろん生物学を専門に英文校正する校正者が在籍しているので、生物学に精通した校正者にみてもらいたい方には安心です。
ジャーナルの規定に沿って文章を校正することもサービスに含まれていることもジャーナルの採択率が高い要因のひとつ。
海外ジャーナルに論文を掲載したい研究者にとって安心できるでしょう。
英語論文はボリュームが大きくなるほど費用も高くなりがちですし、今後英語論文を多く執筆したい方にとって費用はネックになりやすいです。
プレミアム会員になればお得に依頼できるので、専門性の高い校正者に少しでもお得に英文校正を依頼したい方は検討してみましょう。
ThinkSCIENCE
特徴
Think SIENCEは、英文校正に加え、論文作成や翻訳などのサービスも提供しています。
英文校正は英語ネイティブが行いますが、依頼者と校正者の円滑なコミュニケーションができるように、日本人と英語のネイティブスピーカーがチームとなってサポートしてくれます。
専門分野は医療、生命科学、化学、地球科学など8分野に対応し、生物学では発生生物学、進化生物学、分子細胞生物学などに対応しております。
日本において15年以上の実績があり、翻訳者やエディターを要していることから、より細やかなサービスを受けることが可能になっています。
納期と価格
ThinkSCIENCEの校正プランは3つです。
「包括的な校正(Comprehensive editing)」は文法やスペルミスの修正、より自然な言い回しへの修正と論理的な文章に整えることもで、読みやすい文章に直します。
無料で再校正も可能です。
この「包括的な校正(Comprehensive editing)」のサービスに解説がついたものが「EditingPLUS」です。
解説では、校正のポイントやライティングの際に参考になるアドバイスを記入してくれます。
「Proofreading」は、文法チェック・スペル・句読点の誤りの修正のみをしてもらいたい場合にぴったりのプラン。
また、各プランは追加料金で納期をはやめることもできるので、急ぎで英文校正をお願いしたい時にでも安心です。
当日納期は+50%、1営業日は+30%、2営業日は+25%の上乗せとなります。
必要なサービスに応じた依頼の仕方ができるので、どの程度校正してもらいたいかが明確な人はプランを選びやすいでしょう。
ThinkSCIENCEでは、無料メンバーリワード・プログラムというメンバー特典があります。
年間を通してご利用可能なスタンダード翻訳の5%割引や証明書発行や、年間に1度だけご利用可能な特典もあるので、年間を通じて英文校正を依頼したい方にはぴったりのサービスでしょう。
2023年度のサービス詳細は『2023年4月-2023年3月 年間特典パッケージ』で確認可能です。
包括的な(Comprehensive editing) | 「EditingPLUS」 | 「Proofreading」 | |
---|---|---|---|
通常納期 | 4営業日~ | 4営業日~ | 4営業日~ |
価格 | 12.5円/ワード | 12.5円/ワード+レポート代 ※mini report 10,000円 ※full report 50,000円 |
8円/ワード |
こんな方に特におすすめ
- 校正以外の翻訳やトータルサポートが必要な方
- 日本語・英語でのサポートが必要な方
- 英語が得意で文法チェックだけ依頼したい方
ThinkSCIENCEでは、様々なサポートプランがあり、校正だけでなく翻訳やトータルでサポートを依頼可能です。
英文校正以外のサービスも探しているという方はまとめて依頼できるので利便性が高いでしょう。
サービスが高い英文校正サービスを提供する会社では、ネイティブによる英文校正がほとんどです。
しかし、英文校正を依頼する際に細かなニュアンスを伝えたいと思っても、相手がネイティブだとう膜伝わらないことがあります。
日本人が間に入ってコミュニケーションのサポートしてくれるので、日本語で要望を伝えられ、また校正者からのコメントもわかりやすく伝えてもらえます。
英文校正を利用したいという方の中には文法やスペルのチェックのみでいいという方もいらっしゃるでしょう。
英語が得意な方の場合、一般的な英文校正プランは余分なサービスが含まれていることが多いです。
ThinkSCIENCEでは文法チェックだけのプランもあり、コストを抑えられるのもポイントでしょう。
丸善雄松堂
特徴
丸善雄松堂は1869年創業の老舗校正会社で、東京に本社を構え、支店は全国各地に展開しています。
アカデミックライティングに精通しているネイティブの校正者がダブルチェックをし、より精度が高い英文校正をおこなっているのが特徴です。
校正者は博士または修士を取得していることから、各専門分野のスペシャリストということがよくわかります。
また、幅広いファイル形式に対応しているので、通常論文やレポートを書く際に利用される.doc docx.ではなく、TaXや特殊ファイルなどで依頼したい場合にも対応可能です。
納期と価格
丸善雄松堂の英語校正のプランは2つから選べ、「英文校正プラン」と「英文校正Lightプラン」があります。
「英文校正プラン」は、文法やスペルのチェックなどで正しい英語にするのに加え、論文の構成も整えます。
期間内なら何度でも再校正が無料なので、じっくりと論文執筆ができるのがポイント。
「英文校正Lightプラン」は、論文全体を正しい英語表現に直すサービスです。
チェック範囲が限定的なので納期は早め、短期で納品をしてもらいたい人はこちらのプランがいいでしょう。
論文の構成も構成してもらいたい、再校正ができるプランがいい場合は「英文校正プラン」を選びましょう。
英文校正プラン | 英文校正Light | |
---|---|---|
通常納期 (Lightは1営業日の校正量) |
4営業日~ | エコノミー:750ワード以下 スタンダード:751~1,000ワード エクスプレス:1,001~1,500ワード スーパーエクスプレス:1,501~2,000ワード |
価格 | 16円/ワード | エコノミー:6.5円 スタンダード:8.5円 エクスプレス:10円 スーパーエクスプレス:15円 |
こんな方に特におすすめ
- 高度な英文精度を求めている方
- 簡単なチェックでお急ぎの方
- 特殊ファイル納品希望の方
丸善雄松堂の英文校正者は専門分野とアカデミックライティングに精通しながら、英文校正の技術が高いこと特徴。
そのような英文校正者がダブルチェックをするので精度の高い英文校正が期待できます。
また、文法やスペルチェックのみ英文校正を希望する場合でも対応が可能で、その場合、1日で納品が可能です。
依頼時や納品時のファイルの対応幅も広く、ファイルの変更の手間がありません。
TeXのファイル形式もですが、JPGなどのイメージファイルにも対応しています。
NAI(エヌ・エイ・アイ株式会社)
特徴
NAIは25年以上の長年に渡り支持される英語校正会社です。
最大の特徴は一度リジェクトになってしまった論文のリバイスつまりは再投稿論文に対応してくれるところ。
対応分野のひとつの生物学のなかでも、分子生物学・微生物学・生物物理学などといった数多くの生物学全般を取り扱っています。
担当するほとんどが英語が堪能なネイティブでありながら研究の最前線で活躍されている校正者。
専門分野にも精通しているので、文法面以外でも論文の質を高めてくれるでしょう。
NAIではニーズに合わせて選べる6つの校正プランがあります。
英語が得意な方向けに英文法やスペル添削、論文についてアドバイスがほしいという場合にはプレミアム校閲と様々なニーズに応えています。
納期と価格
NAIの校正プランは6つあります。
英文法やスペル修正のシンプルなカジュアル校正、ここではスタンダートといえる文法に加えロジックにも介入したプレミアム校閲、それよりも踏み込んだ大幅な校閲のプレミアムEX校閲。
その他類似性削減に特化した校閲プラン、ネイティブ英語により近く修正するフルチェンジリライト、校閲下準備を日本人科学翻訳者がサポートしてくれるプランがあり、それぞれの目的に合ったプランが選べます。
料金表は200ワードずつの換算になっています。
例えばプレミアム校閲の場合、1ワードあたり通常13.75円、スピードで17.75円となっておりです。
プレミアム校閲 | プレミアムEX校閲 | |||
通常 | スピード | 通常 | スピード | |
価格 | 5,885円 (200ワード) |
6,435円 (200ワード) |
7,062円 (200ワード) |
7,722円 (200ワード) |
納期 | 2~8日 | 1~5日 | 3~9日 | 2日~6日 |
こんな方に特におすすめ
- リバイス(再投稿論文)をする方
- 校正者を指定したい方
- 論文提出に関わるメールなどの作業のサポートもしてほしい方
一度リジェクトされてしまった論文の再校正も引き受けていますので、再チャレンジしたい方には心強い味方でしょう。
リジェクト後投稿先を変更したい場合でもリバイス(再投稿論文)校閲として受付してくれます。
前回の英文校正担当者の校閲者コードがわかれば、担当者を指定できます。
同じ校正者に依頼すればライティングスキルについて把握した上で英文校正をしてもらえるので、より的確な論文の評価コメントをしてもらえるでしょう。
論文をジャーナルに投稿する場合、英語でもやり取りは必須ですが、苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
NAIならメールサポートも受けられるので、論文提出がはじめてで不安な方にも安心です。
校正会社を比較するときのポイント
「各社の違いや特徴についてはわかったけど、実際似たようなサービスも多く、迷ってしまう…」と感じられる方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、生物学に精通する校正会社4社を比較するときのポイントを3つご紹介します。
【納期を確認しよう】
時間厳守の論文提出。お急ぎの場合、最短で対応してもらえる会社に依頼するのが最適です。
【ご自身に必要なサポートは? 】
まずご自身にどんなサポートが必要なのか明確にしましょう。
英語が得意、不得意や校正以外のサポートが必要なのかがわかれば、おのずと選択肢がみえてきます。
【文字数を確認して価格を比較してみよう 】
文字数によって価格が変動することの多い校正会社の料金プラン。ご自身の論文の文字数を確認し、実際に価格を比較してみましょう。
まとめ
英文校正といっても様々な企業、サービスが存在し、どこに依頼しようかと迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
研究を重ねた賜物の論文を、言語に気を取られることなく、重要なメッセージが明確に伝わる原稿にするためには、生物学に精通している英文校正会社に依頼するのが最も的確な方法です。
今回は生物学に精通する英文校正4社をピックアップしまとめました。
各社を比較しながら、特徴を吟味し、ご自身にあった企業を選びましょう。