抄録だけの英文校正も可能?

公開日:2018.11.01
最終更新日:2023.09.06

論文における抄録とはどんなものなのでしょうか。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、専門的な論文の発表では欠かせないものとなっています。重要であるからこそしっかりとした校正が必要となってきます。

抄録を英文校正する上で注意しなければいけない点とは何でしょう。専門の英文校正業者に依頼する場合の価格など、抄録の役割や作成時におけるフォーマットについても確認しながらみていきましょう。

 

抄録とは?

抄録とは論文などを要約することです。内容の要旨を抜粋するアブストラクトのことを指します。研究論文などにおいては序論から結論までを分かりやすく簡潔にまとめる必要があり、読むに値する論文であるかどうかの判断としても重要なものとなってきます。論文の投稿などはアブストラクトの仕上がりによって左右される部分も大きく、数多の論文に埋もれずに読者を本論まで導くためには決められた文字数で論文の魅力を伝える事が出来るかが大きなポイントとなってきます。

英文抄録はおおむね決まった文字数であることが多く、使用する単語に関しても慎重になる必要があります。論文においてはネイティブレベルの英文であることが必須である以上、抄録においてもアブストラクト校正を得意とする英文校正業者に依頼することが多くなってくるでしょう。

 

抄録のフォーマット

学会によってはフォーマットのない抄録もありますが、論文に関しては決まった形式での抄録作成が必要となります。論文タイトル、エビデンスの有無などの研究の背景、目的、方法、結果、結論と一連の流れを踏まえたフォーマットに落とし込んで作成します。タイトルは論文の顔でもあるので、分かりやすく内容への興味が持てるものがベストです。

研究の背景ではその研究の必要性が分かるような要約が大切です。目的や方法も理路整然としており手順や手法についても端的にまとめなくてはなりません。結果の記載の仕方も重要で、常に結果は研究で得られた事実でなくてはなりません。このように抄録にも首尾一貫性が求められるので、作成時にはフォーマット上に正しく作っていくことが大切です。英文での言い回しや表現に注意して、ルールに沿った適切な表現が求められます。

 

抄録の英文を校正してくれる業者

パラブラは論文の英文校正だけでなく、抄録の英文校正とネイティブチェックが依頼出来ます。アブストラクト英文校正は300ワードまで3,000円、ネイティブチェックが加わると日本語500字まで5,000円となっています。海外主要ジャーナルへの寄稿論文や学会発表用の論文などに数多くの実績を持っています。専門用語を多く含む論文にも強く、高い品質の英文校正が可能です。

nagの英文校正は、200語で2,200円のベーシックサービスと、200語で3,800円のプレミアムサービスがあります。プレミアムサービスは実績の高いエディターのみが担当し、内容の確認や文章の趣旨に合わせたハーモナイズド校正が出来ます。アブストライトのみの校正も受け付けており専用のフォームから見積もりが取れます。論文の要約を適切に高いレベルで作成が可能です。

 

まとめ

論文において抄録の重要性はこれまでも述べた通りです。日本語と英文の構造に違いにより、より専門的な英文校正を行わなければ高いレベルをクリアするアブストラクトにはなりません。フォーマットに基づく事も大切な要素で、単語の使い方にも十分なチェックが必要です。専門の校正業者に入稿する場合は、論文と合わせて英文校正の依頼をしても、または抄録だけの校正での依頼でも可能です。より完成度の高いアブストラクとの作成には、納期等と合わせてネイティブレベルのチェックをするといいでしょう。

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