間違いない英文校正業者を選ぶポイント3選
皆さんは英文校正を専門業者へ依頼したことはあるでしょうか。ネットなどで調べれば多くの校正業者がヒットします。ですが、その多くの業者の中から自分の合う校正会社を選ぶにはどうすればいいのでしょうか。誤った校正をされないためにも、依頼する前に自分で調べる必要があります。
良い業者を選ぶためのポイントを3項目に分けて紹介しますので、是非参考にしてください。
専門分野を熟知した校正者かどうか
そもそも校正とは何でしょうか。校正とは、字句や文章の内容に誤りがないか、修正する作業のことを言います。誤字脱字ばかりではなく、全体の内容や意味などにおかしなところがないかの確認作業も入るので、単語やスペルの知識だけではなく英文についてかなり深い知識を持っていなければ難しい作業でしょう。
英文校正を依頼できる業者は数多くあります。料金なども業者によって差がありますし、安いところと高いところの違いはなにかと疑問に思う方もいるでしょう。まず、どのようなケースの時に英文校正を依頼するのでしょうか。
今では日本にいながらも英語が話せることが条件になっている企業なども増えてきています。ビジネスとして英語を日常的に使っている人も増えてきていますし、学生のうちから授業や塾、留学などで英語を身に付けている人も多いでしょう。少し前に比べると英語が馴染んできてはいますが、まだまだ自信がない人も多いでしょうし、専門的な分野で英語を使う人であれば尚更慎重になって英語を使っているのではないでしょうか。
英文校正を依頼する内容として多いのが、学術論文や研究論文などの専門分野に関するものです。医療分野に関する論文であったり、法律分野など、専門用語が多かったり独自の知識を要する英文に対しての校正依頼が一番多いと言えるでしょう。
そのような依頼ですと、単に「英語ができる」だけでは正しく校正できません。きちんと専門分野に詳しい校正者がいるかどうかが大事なポイントです。業者のホームページを見ると、どのような人が校正をしてくれるのかプロフィールを載せてくれています。元大学教授であったり、医療従事経験者であったり、博士号を取得していたり、校正の経験はどのくらいあるかを提示している業者もいます。自分が依頼したい英文に合う校正者がいるかどうか、必ずチェックするようにしましょう。
アフターサービスは充実しているか
校正を依頼する内容として多いのが、専門分野に関する論文等だと説明しましたが、もちろん一般的なビジネス文書や作文等を依頼することもできます。しかし、それらの文書は校正をして完璧な状態で提出をしても、文章や内容自体の修正が入ることが多々あります。そして修正をした文章を再度校正してもらいたいと思うのが自然な流れでしょう。
英文に限らずですが、校正作業には再依頼、再々依頼が付きものです。その際に気軽に依頼ができる業者かどうかということも重要なポイントになってきます。
ホームページをチェックする際、アフターサービスがあるかどうかも必ず確認しましょう。アフターサービスがあれば、その内容についてもきちんと確認しましょう。一回目の校正から期間を設けてアフターサービスを行っているところもありますし、修正の内容によっては無料であったり、新たに料金が発生するなど、再依頼の料金設定も業者によって異なります。ホームページにアフターサービスについての記載がない場合もあります。その際にアフターサービスはあるのか、あるとすればどこまで無料サービスなのか、期間はあるのかなどのサービスの内容についても問い合わせてみましょう。アフターサービス自体を行っていない業者もいます。できれば、そういった会社へ依頼するのは避けるべきです。
先程も説明しましたが、論文自体が再提出となった場合に非常に困るからです。再提出用に自分で中身を直した英文をまた校正してもらうのに、一度目の中身を知っている人に依頼するのと、また別の人に最初から校正してもらうのとではニュアンス自体が変わってきてしまう可能性があります。また、一度の校正で終了してしまう会社は、もしかしたら校正自体に自信がない会社なのかもしれません。アフターサービスとその中身については必ず確認するようにしましょう。
きちんと納期を守ってくれる業者であるかどうか
次に大切なのは納期をきちんと守ってくれる業者かどうかです。英文校正には種類があります。一般的なビジネス文書から医学や物理学などの専門分野に関する英論文など、幅広い分野で必要とされている作業です。
当然のことながら、内容が複雑であったり、専門知識が必要とされる内容であればあるほど、校正にも時間を要します。納期のタイミングや料金は、文字数の多さや英文の種類、内容によって設定されていることがほとんどです。まずは自分の依頼したい英文がどれに該当するのかを確認し、ある程度の納期と料金を把握しておきましょう。
具体的には見積もりを依頼した時に詳細が分かると思います。特に問題がなければそのまま正式な依頼を掛けると思いますが、一番困るのは依頼した後に納期を守ってくれない業者です。英文校正を依頼するということは、だいたいの方がどこかに提出を求められていたり、もしくは公の場で発表しなければいけないなど、何かしら理由があって依頼をすると思います。それらは期限があるものであり、期限内に提出できなければ、これからの社会人としての人生、医療人生、教授人生、それぞれの専門分野出の人生を棒に振ることになるかもしれませんし、出世のチャンスを逃してしまうことになるかもしれません。それぞれ大きなものを担って依頼をしてくるのですから、校正する側には大きな責任があります。
そのことを考慮した上で校正をしてくれるところであれば、必ず納期は守ってくれると思いますが、初めて利用するとなると確認することは難しいでしょう。もし、利用者の評判や口コミなどがあればそれらも確認してみましょう。そして、自分の提出期限ぎりぎりに依頼するのではなく、余裕を持って依頼を掛け、納期も早めに設定することをおすすめします。
まとめ
英文校正は日本人の校正者がやっている場合もありますし、英語がネイティブの外国人の方が校正している場合もあります。何となく安心感があるのはネイティブの方だと思いますが、多少ビジネスマナーが日本人とずれていることも想定されます。
どの校正者が人気なのか、自分の依頼したい分野に合わせて依頼するようにしましょう。そして納期なども含め、自分の要望等は必ず伝えるようにしましょう。