知りたい!英文校正サービスの選び方

公開日:2021.03.01
最終更新日:2023.08.09

英文校正を頼む場合、頼む人は英語に堪能でない人がほとんどでしょう。そうなると、校正された文章が自分が望むものか、自分が伝えたいことが英語に訳されているのかというのは納品後の文章をみても自身では判断しずらいですよね。となると、信頼できる業者にお願いするしかないのですが、では信頼できる業者とはどういった業者になるのでしょうか。

 

その分野の専門知識をもった人が校正をしてくれるかどうか

どこの校正業者に頼むのか、その選び方のポイントの1つは「その分野の専門知識を持った人に担当してもらえるか」ということです。英文校正は簡単に言えばきれいな英語、読みやすい英語に直すことです。誰でも理解できる程度の文章でしたら、英語ができる人ならだれでも問題ないかもしれません。しかし、専門的な単語や内容が入り、日本語で読んでも専門知識でないと内容の把握が難しい場合、英語校正するのはかなり難易度が高くなります。

例えば、一日の出来事を英語で話すことは、多少英語を習った人であれば、意味の通じる英語にすることは可能でしょう。しかし、これが新しいワクチンの研究報告書や論文、機械工学の入門書など、その分野について勉強したことがない人に「英語の文章を読んで」といっても、辞書で単語を調べること以外にも、そもそもその単語はどういうものなのかを日本語の専門書などで調べないといけません。専門知識を持っている人よりも時間がかなりかかりますし、もしも専門単語の理解が間違っていれば、もちろん適切な英文校正はできませんし、専門知識を持った人でないと間違いに気づくことも難しいかもしれません。

また、難しい内容であればあるほど「わかりやすい表現」を使えるかどうかも完成度を左右します。なので、英文校正を業者に依頼する場合は、その分野の専門知識を持った人が担当してくれるかどうかがとても大事になってきます。その分野の専門知識を持った人がその業者にいるとして、その人に担当してもらえるのか、またもしもその担当者の仕事が立て込んでいた場合どれぐらいで納品してくれるのか、こういったことも依頼する前にしっかりと確認しておきましょう。

 

納期や受付時間も重要な判断基準になる

どの英文校正業者にするかの選び方のポイントは他にもあります。それが納期や受付時間を確認することです。納期は依頼する方からするとなるべく早い方がいいですよね。文字数が多いほど時間がかかりやすいですが、目安となる日数がホームページ等で紹介されていることが多いので、依頼する前に確認しておくと良いでしょう。業者によっては料金が高くなりますが、1日で校正をしてくれることもあります。

さらに24時間以内に納品をうたう業者も存在するので、こちらのニーズに合わせて選びやすいです。もちろん早くても校正がしっかりとしてなければ意味がありませんが、納期が早くできるということは慣れた人が在籍しているなど、スタッフが充実してなければできないことです。そういったことから、スタッフの充実しているかどうかの判断材料にもできます。また受付時間についても確認しましょう。受付時間も業者によって様々です。土日祝日に対応ができない所は急に相談したいことがあってもすぐに伝えることが出来ず、結果納期が延びてしまうこともありえます。また、夜何時まで受付しているかも、あなたの職業によって重要なポイントになります。

ある業者では夜の0時まで対応しているのですが、そういうところでしたら夜に確認していてすぐに相談したくなったという時でも安心です。また、依頼する前に見積もりを数社に出した場合、どれぐらいで見積もりが出るかも、今後のスケジュールを考えると早い方がいいですね。依頼した時間によってもかわるようですが、1時間や2時間で見積もり書をだしてくれる業者もあります。注意したいのが営業時間と受付時間との違いです。例えば18時まで営業していても、受付は17時までといったこともあります。

 

大切な論文を預けることが出来る業者かどうかを見極めて

他のことにでもいえることですが、仕事ができるからといっても信頼できるかどうかは別問題ですよね。特に最近では個人情報の問題や新しい技術の権利についても厳しく管理され守るようになっています。大手企業でも個人情報の漏洩が起こり、大問題になりましたね。なので、選び方のポイントとして英文校正を依頼する業者が、その会社の校正能力と合わせて、情報の保護をしっかりとおこなっているのかや、対策をしているのかをできるかぎり確認することをお勧めします。

なぜならば、英文校正する原稿には非公開の情報や企業内の機密情報が書かれることもあります。それがもしも悪徳な校正業者の手に渡れば、ライバル会社などにその内容が漏れてしまうことも考えられます。それによって、会社に不利益が起こったり、さらには他の会社にまで迷惑がかかることも起こりえます。確認するために、業者のホームページを使うのも有効です。例えば会社名や依頼主の名前、電話番号に住所。これらは聞かれやすい個人情報の一部です。

ある業者のホームページでは個人情報を聞くの目的をきちんと明示していて、例えば「校正原稿を届けるため」や「必要なアフターサービスを行うため」という実際の依頼に関することから、「ご利用のサービスに対するアンケートのため」といった会社のサービス改善に関することに使うと書かれています。また、個人情報の管理の欄では、個人情報を閲覧できる人はそのサービスに係る人のみであることや、セキュリティーの説明がされています。

このように、どのように管理しているのかといったことを公開している業者は信頼しやすいですし、それでも不安が残るのであれば直接確認し、その時の対応で信頼できるに足るかを判断するのもよいでしょう。

 

まとめ

英文校正を依頼する業者の選び方には大きく3つのポイントがあります。その分野の専門知識がある人が校正してくれるのか、納期や受付時間はニーズに合っているか、そして信頼できる業者かどうかです。自身が伝えたい内容がしっかりと英語で表現できているのか、希望の納期に仕上げてもらえるのか、そして情報管理ができているのか、依頼する前にこれらの選び方のポイントを確認しましょう。

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