英語論文を投稿するまでの具体的な流れをおさらい

論文が海外雑誌やメディアに掲載されるようになるまでには、執筆前から入念に準備を行っておくことが重要です。投稿するジャーナルの決定など執筆内容に加えて、様々な要素が論文の行き先を左右することになります。また、執筆から掲載までの流れを今一度しっかりおさらいしておくことで、些細なミスで論文の質を下げることも回避することが可能となります。論文を書く前の準備と注意点について確認していきましょう。

英語論文を書く前の準備

英語論文を執筆する前に、自身の制作する論文のテーマを明確にしておく必要があります。テーマが明確になると、どのような情報を集めるかはっきりします。日頃からそのテーマの関連文献を読んだり、最新の情報に目を向けておくことが重要です。より良い論文制作には、確かな情報が必要不可欠です。

研究レベルの低い論文は、そもそも目を通してもらうこと自体困難になります。自身が制作する予定の論文に関連した情報の収集を入念に行っておくことで、そのリスクも大幅に軽減することができます。また、制作する論文のテーマに合った投稿先を決めておくことも重要です。投稿先によって対象とする論文の分野が異なるため、事前に調べておく必要があります。

異なった分野で投稿することは初歩的なミスであるため、しっかり調べて、実際に投稿先の雑誌に目を通しておきましょう。同じ分野であっても、重視している傾向などが異なる場合もあります。理論的にまとめている傾向を重視しているジャーナルかなど、そういった部分も確認しておくことが重要です。

投稿先を決めたら、規定を確認することになります。投稿ジャーナルには執筆者への指示が記載されており、投稿する際にはその指示を最低限守らなければなりません。投稿できる記事の種類、原稿の書き方や参考にした文献、数式の書き方など細かい指定があり、それは投稿先によって異なってきます。その規定を守っていなければ、論文を審査する際に外されてしまいます。ウェブサイトなどで確認し、指定通りに制作していきましょう。

執筆から投稿・掲載までの手順

準備を整えてから執筆作業に入るという流れになっていきますが、自身の能力だけでは英語論文を制作するには困難なことも多いと思います。その際に、文献を参考にすることになりますが、事前に決めておいた投稿先のジャーナルで掲載されている論文を参考にするのも一つの手です。投稿先に掲載されているので、同時に書き方などの規定もより深く理解することができるようになります。

その他にも様々な書籍などを利用し、英語論文の書き方を根本から学ぶことも大切です。研究内容も大切ですが、文章の書き方や構成により、論文の審査に大きな影響を与えることも十分にあります。執筆する際には、論文として読み手に伝えたいことが伝わるように書いていきましょう。

また、英語論文ではネイティヴな英語力も強く要求されます。そのため、単純なスペルミスやスペース位置の間違いは、単純な故に見落としてしまうことも多いとされています。そういったスペルミスなどは子供の間違いと捉えられ、稚拙な文章と見なされ論文として扱われない可能性も出てくるため、しっかり確認しておく必要があります。

書きあがった論文を投稿する際には、投稿方法の確認も行いましょう。最近ではオンライン投稿が主流となっているため、原稿の電子ファイル化をして投稿することになります。原稿の書き方に加え、投稿するフォーマットも指定がされていることがあるため、こちらも確認しておくことが大切です。投稿すると審査員が実際に論文を読み、掲載するか否かを判断していきます。

掲載される場合、改訂があれば指示と同時に返事が届き、投稿先とやり取りをしていく、という流れになっていきます。

論文投稿する際の注意点

論文を投稿する際、必ず最終的な原稿のチェックは怠らないようにしましょう。不安であれば英文校正や翻訳サービスなどを利用することも念頭に入れておきましょう。自分以外のその分野に長けているプロに今一度原稿をチェックしてもらうことで、些細な間違いを回避することができるようになります。

また、投稿する際に覚えておくべきことは、論文の審査が行われるのは査読を担当する方の仕事が終わった後ということです。論文を読む時間は本来の仕事とは別の時間に行います。そのため、疲れている可能性が高く、できる限り論点を明快にしておかなければ論文の印象を良くすることができません。

最初の書き始めは背景などから書かず、テーマが分かるように心掛け、論文全体の構成を考え、論文を審査する方に良い印象を与えられるようにしておきましょう。投稿する前に、論文の確認も注意深く行うことが大切です。また、論文を投稿する際に注意しなければならないのが、提出するのは原稿だけではないということです。

学術的な論文を査読する方は教授などの先生と呼ばれる立場の方々が多く、そのためカバーレター、送り状を送付することも重要です。仕事ではない時間を貰い、査読してもらうため礼儀はきちんとしておく必要があります。礼儀礼節を考えられる人間であるという印象を査読員に与えることで、読まずに切り捨てられるということはまず回避できるでしょう。

また、カバーレターには論文の内容を説明する文章は記載する必要はありません。簡潔でも良いので、論文を読んでもらいたいという気持ちを添えておくとよいでしょう。

まとめ

投稿を考え始めた時から原稿の入念な準備は始まってきます。常日頃から様々な論文や文献を読み、最新の情報の取得など行っておくことが大切です。最適な投稿先の選択も重要で、執筆の際には投稿先によって様々な規定があるため、しっかり確認しておくようにしましょう。

投稿する際の掲載されるまでの流れを確認し、投稿先や査読員に失礼のないように礼儀も忘れないようにしましょう。真剣に書いた自身の論文をしっかり読んでもらうための努力は怠らないようにしておくことが重要です。

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