英文レジュメ(履歴書)の校正方法

公開日:2018.06.28
最終更新日:2023.09.06

外資系の企業に面接に行く場合、もしくは海外で働くために仕事を探したり面接を受ける場合には英語で履歴書を作成する必要が出てきますね。日本で就職する際にも履歴書を提出しますが、英語の履歴書とどのような点が違ってくるのでしょう?私達は中学からあれだけ長い時間をかけて英語を勉強してきたにも関わらず、英語の履歴書の書き方や、面接の方法を全く教えてもらうことなく卒業してしまいました。こうした時どのように作成したら良いのでしょう?また、校正はどうしたら良いでしょうか?

 

英文レジュメの書き方とは?

英語で書かれた履歴書のことをレジュメと呼びます。もし、あなたがこう言ったものを作成する必要が出てきた場合、どのように作成すれば良いのでしょうか?日本の履歴書であれば、ある程度フォーマットが決まっているので、それに従って記載していけば良いでしょう。しかし、英文のレジュメの場合は特定のフォーマットというものは存在しません。それぞれ、自由なフォーマットで好きなように作成して提出しています。

「ご自由に」と言われると日本人的には、どうしたら良いか非常に困惑してしまいますね。そんな不安な気持ちになった方も心配いりません。自由に、と言ってもある程度ざっくりとした書き方というものがあります。まず、どのような情報を記載する必要があるのかをあらかじめ整理するために列挙する必要があります。

まず氏名と連絡先は必要です。氏名は他の文字より大きめに、パソコンで作成する場合はフォントサイズを大きく、太字で書きます。連絡先は、住所、電話番号、メールアドレスの順で記載していきます。国内の企業であっても、住所は英語の宛先を記載する時のように、番地、町名、市町村、都道府県の順で記載します。

次に希望職務を記載します。希望する職務を記載したのち、なぜその職務につきたいのか理由も書きましょう。単に希望する職務だけ書いてあっては、説得力がありません。採用担当に納得してもらえるような理由を書きましょう。次に自分の職歴を記載します。職歴は日本と逆で、新しい順に記載します。

また、希望の職務内容と関係のないものは記載しなくて良いです。以前に勤務していた企業については、企業名以外に、所在地も記載することが必要です。最後に学歴を記載します。取得した学位名と卒業した学校名を記載します。書き終わったら誰か詳しい人に見てもらい校正してもらいましょう。

 

英文レジュメを書くときの注意点

書く際は、いくつか細かい点に注意する必要があります。職歴の項目では、I、YOUなどの人名代名詞は使わずに動詞から文章を書きはじめましょう。一般的な英作文と、履歴書では書き方が違います。履歴書では簡潔な文章や言い回しが求められますので、ダラダラと長い文章を書くことは控えましょう。また、aやtheという単語も、文章の中で意味が通じる場合は省略する方が簡潔な文章になります。

他にも、同じ読み方でも表記の仕方に気をつけなくてはいけない単語があります。例えば、two yearsという単語は、twoを数字の2で記載しなくてはいけません。履歴書の中では数字はアルファベットではなく、アラビア数字で表記するようにしましょう。また、日本人は控えめな表現を美徳として、あからさまに誇張したような履歴書の書き方は好まれませんが、英文でのレジュメでは、曖昧な表現や控えめな表現を避けて、自分の実績はしっかりアピールしましょう。

実績をアピールする際には、達成したこと、増加させたこと、初めて取り組んで成功したことなど、自分が主体的に取り組んだ事柄をピックアップし、アピールすることが大事です。また、逆に日本と違って履歴書に書かない項目があります。主に記載することがNGなのは、個人情報に当たる項目になります。

生年月日、年齢、性別は履歴書に記載がなくとも気にする採用担当はいません。他には、顔写真(企業から要望があれば)、配偶者、子供の有無、家族構成、通勤時間、志望動機、志望の理由、以前の職場を退職した理由、などなど、日本であれば記載が必要になってくる項目もありますが、こちらも記載する必要はありません。日本的な履歴書とは勝手が違うので、作成できたらしかるべき方に校正してもらうと良いでしょう。

 

書いたら一度英文校正会社に校正を依頼

英文のレジュメは、単純に日本語の履歴書を英訳して記載するものではありません。先に述べたように、記載する項目や順番が違ってきますし、イギリスの会社へ応募するのか、アメリカの会社へ応募するのか、または留学に必要なのか?その目的や提出先によって細かな点が違ってきます。例えば、用紙のサイズはA4が好まれるところもあれば、レターサイズがよいところもあります。また、文章を打つ時にフォントを選びますが、一般的に好まれるフォントは何が良いのか?見やすいフォントサイズはどれくらいのサイズが良いか?などは、書き慣れていないと分からないと思います。何度も作成して慣れてくれば別ですが、初めは英文校正会社などに依頼して校正してもらいましょう。

日本の履歴書において、漢字の間違いや言い回しに違和感がある文章は、そのまま応募者の国語力の低さを露呈する事になり、ともすれば、面接以前に履歴書の審査の段階で断られてしまう危険があります。英文レジュメでも同じ事が言えます。単純なスペルミスや文法の間違いは、応募者の英語力が低いとみなされてしまいます。外国人であるだけに、本当はわかっているのにうっかりやってしまったケアレスミスも、そのように捉えてはもらえないかもしれません。うっかりミスも含めて、作成したら英文校正会社に見てもらって校正して貰いましょう。

応募先に合わせて、1から作成しれくれるサービスもありますが、それに比べたら校正してもらうことは価格的にリーズナブルであるといえます。英文の履歴書作成や校正を行う会社には、ネイティブスタッフやMBA資格を取得している担当者が在籍しているので、スペルミスのチェックは当然ながら、応募者の事を最大限にアピールできるような文章に書き直してくれます。

 

まとめ

英語力に自信があっても、英文レジュメはまた別物です。的確な表現や、適切な英単語を選択して簡潔かつインパクトのあるものを作成するためには専門家の力を借りることは悪い事ではありません。自分で作成ができたとしても、まずは英文校正会社に校正を依頼してみましょう。レジュメさえも受け入れてもらえなければいくら面接で話せる自信があっても、意味がありません。会ってみたいと思えるような魅力的なものになるように、プロの力を借りましょう。

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