履歴書の英文校正にネイティブチェックが必要な理由

公開日:2019.06.16

海外では多くの場合、就職・転職活動時に2つの書類の提出が求められます。それは、レジュメ(履歴書)とカバーレター(志望理由書・自己PR文) です。外資系企業でも、たいていの場合その形式が取られています。就職を目指すほどですので、英語をある程度使いこなせるレベルにはあるのでしょうが、そういった書類の場合には、英文校正サービスを利用されたほうが良いでしょう。その理由について、ネイティブチェックの重要性を中心に解説していきたいと思います。

ネイティブチェックとは

まず、英文校正サービスにおけるネイティブチェックの役割や重要性について解説しておきます。翻訳や校正サービスを全く利用したことのない方だと、耳馴染みがないかもしれません。ネイティブチェックとは、翻訳後の文章や英語で書かれた文章を、英語を母国語とするネイティブチェッカーがよりスムーズな表現になるよう指導、修正を行うものです。

翻訳者がプロであっても、校正の段階で何かしらのチェックが入るのが普通です。どれほど英語を学び翻訳に関する知識を身につけていても、やはりネイティブでなければ補えない部分があるのです。翻訳者の表現が自然で間違いではない場合でも、よりネイティブに近い表現、もしくはその文章の読者層向けにより適した表現へと修正が入ることもあります。依頼者の意向に沿って、ネイティブチェックで表現の修正が入ることもあります。

たとえば英語の文法でよく日本人がとまどうものの代表として、冠詞の「a」と「the」の使い分け 、単数複数形の判断といったものがあります。話し言葉では多少間違いがあっても会話として成立しますが、書き言葉、特にビジネス文書等でこのような誤りがあるとマイナス評価に直結します。日本語でも、主語に続く助詞「が」と「は」の使い分けが難しいかと思います。どちらでもスムーズな文章になる場合もありますし、どちらかが明らかに違和感を覚える場合もあります。このように些細なニュアンスの違い、細かな文法については、いずれの言語においてもネイティブでなければ判断が難しいことがあるのです。

また、ネイティブチェックを行う人物は、ネイティブであれば良いということではなく、あくまで文章のプロであることが重要です。編集や校正の技術者で、専門分野の文章に長けた人物でなくてはいけません。そのため、英文校正サービスを利用する際には、どのようなネイティブチェッカーがいるのか、校正の過程でどの程度関わってくるのかを確認したうえで依頼することをおすすめします。

プロの翻訳者だけでは不十分?

先に少し述べていますが、よりスムーズな表現にしようと思えば、翻訳サービスを利用するのみでは不十分だと言えます。翻訳から英文校正までを行ってくれる会社を利用する際には、どちらかと言えば校正がいかに丁寧かどうかを確認しておくべきです。もちろん、翻訳の質が文章の質に左右するものですが、会社として翻訳サービスを行っている以上、適当に翻訳をするといったことはまずないでしょう。信頼できる会社かどうかは当然確認すべき事項とするならば、翻訳について懸念する必要はないかと思います。

その分、英文校正サービスに関してどのような作業が行われるのかについてはしっかりと確認しておく必要があります。校正段階でどの程度の人数が携わるのか、ネイティブチェックとクロスチェックが行われるのか、ネイティブチェッカーはどのような経歴を持つ人物なのかなど、リサーチしておきましょう。会社のWebサイトを見るとサービス内容が詳しく記載されている場合がほとんどですので、リサーチ自体はそんなに難しいことではないはずです。ネイティブチェッカーとしてどのような人材が在籍しているのか、明記されていることも多いのでそのあたりも見ておくと良いでしょう。

たとえプロの翻訳者であっても、ネイティブのような文章に仕上げるのは難しいものです。その文章の専門性が高ければ高いほど、難易度も上がります。それはチェックを行う際にも同じことで、母国語が英語だからといってできるものではありません。提出先に合わせた文章表現に仕上げることが大事なので、専門性が求められます。時には、提出先や文章内のキーワードに関するリサーチ力が必要となることもあります。

履歴書等の書類も実は専門性が高いと言えるので、やはりネイティブチェックが欠かせないのです。会社への提出書類なので、志望先に適した内容や文章に仕上げる必要があります。そしてより適切な英文に仕上げることで、自己アピールにもつながります。

履歴書だからこそネイティブチェックを

履歴書だからこそ、ネイティブチェックのある英文校正サービスを利用してください。たとえば冠詞の「a」と「the」の使い分け、これが適切にできているかどうかで、履歴書や志望理由書・自己PR文の仕上がりが違ってきます。ネイティブでなければ判断が難しいとされる文法をいかに適切に使えているかどうかが、自身の英語力をアピールすることにもつながります。

日本人が日本の企業を受ける際でも同じことだと思います。いかに面接でスムーズに受け答えができていても、志望理由が読みやすい文章で書かれていなければ、その人の評価は下がるはずです。しかし文章というものは、書き慣れていないと、たとえ母国語であっても意外とまとめるのが難しいものです。いい大人で、しかもネイティブなのにと思われるかもしれませんが、思うままに文章を書き連ねた後に読み直してみると、案外修正するべき箇所があるものです。主述の呼応が不適切だったり、もっと簡潔にまとめられる箇所があったりと、手直しが必要な部分がきっとでてくるはずです。

日本語でもそうなのですから、英文で履歴書を作成するとなるとなおさらです。志望先に自分をアピールするための第一歩として、より精度の高い履歴書や志望理由書・自己PR文に仕上げましょう。また履歴書等を作成する場合には、テンプレを用いたり簡易的な翻訳ツールを使ったりするのではなく、まずは自身で最初から最後まできちんと書きましょう。そのうえで不安な部分が残れば、テンプレにある単語や文章を参考にしたり、翻訳ツールで確認作業をしたりすると良いでしょう。

そして英文校正サービスを利用する際には、どの会社にするのかしっかり比較検討しましょう。できれば、英文履歴書等を専門的に行っている会社を選択しておくと良いでしょう。それのみでなくても構いませんが、履歴書校正のプロのネイティブチェックが入るところが好ましいでしょう。また、修正箇所が分かるようにして添削してもらえるタイプのサービスがおすすめです。今後を見据えても、自分の書いた文章のどのような点がネイティブと違うのか、知っておいた方が良いためです。

まとめ

翻訳作業の後には英文校正が欠かせないものです。誤字脱字を修正するだけでなく、ネイティブチェックによって、より自然な文章に仕上げていくことが大切です。履歴書も専門性の高い文章のひとつなので、より適切な表現を用いる必要があります。

外資系企業への就職活動や海外での就職活動を行う際には、当然英語力をアピールする必要があります。会話やコミュニケーションについては、問題ないはずです。履歴書や志望理由書・自己PR文で、いかに適切な文章を書けるのかをアピールできれば、採用へ大きく一歩近づくこととなるでしょう。

TOPへ戻る